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   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
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2005年11月06日(日)
「生活」と「キレイ」の共存。〜『リアルシンプル』創刊号の感想。〜


先月の20日に、アメリカで人気の『リアルシンプル』という雑誌の日本版が創刊されたのですが、遅まきながら昨日買って読んだので、以下感想♪


まず、この雑誌、現在のところアマゾンレビューによると賛否両論である。


というのも。この雑誌はですなぁ、アメリカと同じように“多くの”読者にコンセプトを理解してもらうのが、けっこう難しいからかも。。

そもそも、リアルシンプルは、“「忙しくて時間がない」けれども「生活」と「キレイ」を共存させたい”人たちに向けた雑誌なワケで。


が、一方、日本の女性誌って、どれもこれも「情報過剰」=「良いこと」という前提の上で作られていて、読者もまた「情報は多いほうがいい」「多くの情報の中から、自分に合った情報だけを“選べばいい”」というような思考回路を持っているような感じがする。


読者の視点から言えば、リアル・シンプルが採用している「厳選された“使える”情報を得て“実行する”」のではなくて、「たくさんの情報の中から自分で“選ぶ”のが楽しい」というようなスタンス、というか。


なので、自分で“選ぶ”自由を優先する読者や、「実践的な知識を活かして美しく暮らす」のではなくて「安く暮らす」=節約などをメインに考えている読者には全く見向きもされない気配がしまする。。


でも、私個人はこの雑誌は「良い♪」と思うのである。
理由は、“選ぶ”ことこそ「一番時間がかかる」から。


だからこそ、この情報過多の世の中では、“選ぶ”だけで“実行する”までいってない人ってかなり存在しているはずで、そこらへんの事情を理解している読者にとっては、この雑誌に書いてあることだけを実行すれば“「生活」と「キレイ」を共存させます”というリアルシンプルの「約束」通りの結果を得ることは十分に可能なのである。


それと、リアルシンプルの場合は、他の雑誌と比較すると、写真や文章構成がすっきりとしているので、見ていて疲れない。あとは、女性誌にありがちな口コミやランキングなども無いので、世の中の声に妙に振り回される必要が無い♪、ってのも評価できる点かもしれず。

というコトで、要するに、リアルシンプルは、名称のとおり、リアルシンプルだな、と思った、という感想でありました。。

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