カナダとスペインで同性婚が認められたらしいですなぁ。ついでに、なんとなく結婚制度について最近思ったことを、中途半端ながら、まとめておきまする。
というか、結局のところ、ロマンティック・ラブ・イデオロギーを軸とするんじゃなくて、ありのままの現実と生活に密着した思想を軸とし考えてみれば明らかである通り、異性間のみに結婚制度を認める、という過去・現時点での日本の民法は、やはり、同性婚も合法化する方向へと変化するしかないのでありましょう。
といっても、同性婚が合法な国は、今のところ、オランダ、ベルギー、カナダとスペインだけなので、日本がそうなるにはあと10年くらい必要なのかもしれないけれど。。
というか、倫理的・宗教的・法的な考察ではなくて、経済学的に考えるとすごく事は簡単なんだけどなぁと、いつも思ってしまうんですよなぁ、結婚制度って。
たとえば、「不倫」という行為は法的に言えば不法行為なのであるが、経済学的に言えば(恋愛感情・性行為の)「アウトソーシング」または「外部化」に当たるといえる。
で、結局は、「外部化できるものは外部化して、重要な部分だけは内部でやるのが一番」という考えになるワケで(でも、最近の労働市場では、ようやく内部でやらなくちゃできない仕事って実はすごく多いのね、ということに気づいた会社が多いらしく、正社員採用が徐々に増加しているみたいです、はい。)、同じことが「家庭」にも当てはまるよなぁと。
で、細かいことをすっ飛ばしてこのまま考えていきますと、結局のところ、結婚制度の1つの機能である「生殖機能」という要素を取り除いてしまえば、言い換えれば、子供を産み設ける機能を「外部化」(養子縁組など。)する、と考えれば、別に、「同性婚なんてヘンだ」とか「倫理的におかしい」だとかいう反論は出ないし意味を成さないはず。
それと、例えば、「平和」「安心」というものを重大視するとすれば、異性婚じゃなくて同性婚のほうが、それらは達成しやすいように思ったりもするし。マジメな話、2,3ヶ月くらいの浅い付き合いの異性とよりも、10年来の同性の友達と暮らしたほうが「平和」で「安心」かもですよね、ふむ。。
ということで、ダラダラと書いてしまいましたが、まぁ、結婚と一口に言っても、何を重視するかでいろいろな結婚があるんだよな、というコトでありました、もちろん「無婚」も含めて(笑)。