以下、作家の柳美里氏のブログ
『名づけえぬものに触れて』の、ちょっと古いけど
2004年11月22日のエントリーより引用。
勝ちたいとは思わないけど、敗けるのはイヤだ。
自分のことを「敗者の美学」だなんて言葉で正当化するのはイヤだし、
他人のことを「負け犬の遠吠え」だと嘲笑うのもイヤだ。
生きている限り、闘いたい。
わたしは、参加することに意義がある、
なんて言葉は大嫌い。
努力した、がんばった、辛かった、疵だらけ(ほら、見て、この疵!!)、
なんて泣きごとをいったら口が腐るし、耳が腐る、
とまではいわないけれど、
そんないいわけを聞く耳は持ち合わせていない。
てなことをいうと、
「柳さんは強いひとだから……」
とみんなあとずさっていく。
でも、いつから、強い、ということが
貶し言葉になったんだろう。
みんな、弱さに魅かれるから、
わたし、弱いの、ほら、こんなに脆いのよ、
とわざと羽を引き抜いてうめいて見せるひとが増えていく。
わたしなら、羽を1本残らず毟りとられたって、
全力で助走して、断崖の上から飛んでみせる。
で、見事落っこちたとしても、敗けたことにはならない。
ファイト!!
私もこれ、つまり、「いつから、強い、ということが貶し言葉になったんだろう。」って、日常のなかでたまーーに感じますなぁ。
うーーん、自分よりも「弱い」存在に惹かれるのって分かるけど、だからって、自分よりも「強い」(もしくは「強く」“見える”人)人に対して、「○○さんは強いひとだから……」というような言葉を不用意に投げかけるのも、何だかなぁって思ったり。
あんまり長く書くのも何なので、突然まとめてしまうけど、「弱い」人の演技をしている人こそ貶められるべき、というか、より正確には、“自分で自分を貶めている人”、だよなぁ、って最近思う。
“一面的な”「強さ」でも「弱さ」でもない、自分の、相手の、“多面的な”「強さ」と「弱さ」に興味があるなぁ、私。
それにさ、そもそも、「弱い」ってそれが許される環境にいるからこそ「弱くあれる」だけであって、所持金ゼロでヒッチハイクしてて車止まってくれなかっとしたら....。今日の写真みたいに、ブラ見せくらい出来ないと死んじゃうもんね、あはw♪(→そういう“状況”になったとき、「弱い」「強い」って言っていられる余裕も時間もないよなぁ、ホント。。)
☆今日の写真は
“berlin_or_bust”(ソースは昨日と同じくwestvillage funny pictures。)
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・今月に入ってから、アクセス拒否に引っかかってしまった方、ホント失礼しました(汗)。先ほど、今後は失礼のないように、この日記に関しては対象外としましたので、以降も宜しくお願い申し上げます。
(→ことサン、ご連絡ありがとうございました♪)
・とりあえず今日、
文通ブログにリンクしといた。別に何も面白いコト書いてないし、私とあちらさま以外が読んでも何も通じないだろうし、読むだけ無駄だと思われます。。
が、まぁ、誰も見てくれないと、ホントにどこまでも文が荒れていくだろうコトが容易に予測できるので、クローズではなくオープンにしてみるコトにしました、はい♪
・以下、今日、Mixi日記からコピーした7月のほざき日記をメモ。
*
07月27日 ラブ・フォー・ディスタンス。*
07月26日 ストイック、を超えて。*
07月24日 市場で勝ちたきゃサーフィンすべし。*
07月19日 自由という感覚。*
07月8日 Want to be*
07月1日 7月の短いほざき、まとめ。