「どの株がオススメですか?」と久しぶりに尋ねられた。うーん、オススメの株っていうか、要は好きなの買えばええんでないの?とか何とか答えたら、いい加減に答えたと思われてしまったのでしょう、相手にキレられて困りました、はい。っていうか、こういうのは自分で考えた方が良いですわな、自分で買うんだろうし。
というか、現在、日本はお国をあげて国民を株式投資へと向かわせようとしているのですが、正直、私は不信がつのるばかりです、はい。
証券税制改正のおかげで以前よりは(あくまで税制の面では)お得感がでできたのは確か。でも、ひとつ疑問なのは、将来的には個人金融資産のどのくらいの割合を株式や投信などのリスク資産へと転化しようとしてるんだろ、ってこと。
現在のところ、日本の個人金融資産のうち
株式・投信はあわせて9%なんだけれど、まさかアメリカみたいに合計47%目指してるワケじゃないですよなぁ?つまり、政府としては、望ましいリスク資産の構成比をどの程度に見積もってるんだろうと疑問に思うわけです、はい。(っうか、皆さん既にお気づきと思いますが、政府の見積もりって怪しいですよなぁ、年金運用の前提とかすごーい狂ってるよなぁと思う。)
それに、思うのだけれど、個人の生活というものをトータル的に考えた場合、現在の日本人の生活って、既にかなりリスキーだと思う。倒産・リストラも恒常化しているし、年金運用も酷い有様だし、家庭内を見てみても、離婚やDV、幼児虐待も急増。うーん、これ以上、株式投資でリスク増加させてよいものなのかどうか。。。
年金資産の運用先も国内株式が9割以上だし、日本企業にお勤めされている方にとっては、まさしく運用先の企業業績と自分の企業の業績が完全相関しているようなもので、リスク取りすぎなんじゃないかなぁと思ったりもするし。
それに、これ言ってしまうと何だけど、プランを作成しているお役人様方の株式投資の実践率は低いですよ実際。(→知人の役人はもちろんやってません。)やれって促すのって簡単だけど、実際にやるのは国民なワケだし、私としては「うーん、勧めていいものかねえ?」と思うわけですよ、はい。
うーん、中途半端だけど、あんまり勧められるものじゃないよなぁってコトで、今日のところはこれにてお終い。