【注意】今日の日記はヒトによってはオモイと思うので、そういうのがイヤな方は読まないよーに。
10分程前。初めて知った。泣けた。何に心を動かされたのだろうかと考えてみたけれども、正直、上手く言語化できない。
おそらく、私が今見ている、また自分自身その中に存在している現実とは異なる現実が存在していた、そして今もまだここにある、という事実をリアルに認識させられた、ってコトかもしれない。
今朝早くに初めて知った歴史的事実。それは、女性が弁護士試験を受験できるようになったのは1936年、昭和11年になってから、というコト。
男性のみが受験できる弁護士資格の法案が改正されたのは1933年、施行されたのは1936年、日本に初めて女性弁護士が登場するのは1940年、と書かれていた。
法律を学び、法律を仕事としていこうという人間を、法律そのものが制限していただなんてクダラな過ぎる。と同時に、サブ的(→私用語で所要時間1日2時間という意味)に、とは言いつつも、ここ何ヶ月間か法律を学んでいた私。なのに、今日この日まで、こんな基礎的な事実を知らなかった自分を恥ずかしくも思った。
こんな気分になったのは先日眼にした統計も関係しているのかもしれない。OECDのヤツ、それとBabson&LBS(どっちもビジネススクール)の調査。前者は教育機関に就職する女性の割合を、後者は起業する女性の割合を、それぞれ各国別に示していたのだけれど、私の予想以上に日本はどちらも低い数字だったのだ。
特に後者に関しては、ある起業家(日本女性)の「日本の女性は起業しても会社を大きくしていこうという意識が低すぎる。」という言葉が重なり、深く考えさせられるモノがあった。
アノマリー。今までマーケット用語としてしか認識していなかった言葉。
が、よくよく考えれば私自身がアノマリーだというコトに気づく。
統計が物語る日本という空間内では、当然のように世界を目指す私のような女性起業家はアノマリーな存在、なのだなぁ、と思い、今度は嬉し泣き。
『異端であれ。それこそが勝つ秘訣。』
マーケットが教えてくれた教訓は、いつも私の存在を肯定してくれる。
ファイナンスに出会えた幸運。この領域では私は私の実力のみで評価されるという安心感を、もっと広くの領域で、もっとたくさんの女性が得られるようになればよい。
☆anomaly : 異形(特徴的型からのずれ)、《天文》近点(離)角、異常、奇形、異形、偏差、変則(的な^もの[こと])、変則性、例外(的な^もの[こと])、異例