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   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
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2003年10月21日(火)
大学院で学ぶということ。 ―何を、どうやって、誰と、なぜ、学ぶのか。―

52812054.jpg久しぶりに研究室へ。
予想通りOさんがいたので、教育系情報誌のインタビューを依頼。(→一応、編集者になりましたのでご報告しときまする。)
「じゃ、来週の火曜に。」ということでアポ取りは成功。後は道具を仕入れなくてはだな・・・。(→ICレコーダとか。)


ふと視線を移すと、いつもはゴミしかないデスクの上に“なおサマへ”と書かれた文書が。社会人大学院に関する雑誌のコピーと某NPO法人の定款でありました。その文書を見て「Sさん、そういや大学院サバイバルガイドなるモノを書くんだっけなぁ。」などど思い出したり、「進学したい!」という後輩に英語の入試問題についてのアドバイスをえらそーにしているうちに、大学院というトコロについて考えた次第でありまする。


前にも書いたけれど、私が在籍している大学院は社会人比率が高い。国立で学際系かつ経営系の研究科(→と言ってもMBAは取れないのだ。)なので、社会人の方々の職業は銀行員、会計士・税理士、経営者、役所の人などが多く、私のように学部上がりの者は実はあんまりいなかったりする。(居づらい・・・。)なので、結構な頻度で、社会人学生の方々が苦労している場面に出くわしたりするのでありまする。


52811497.jpg大学院生にとって一番デカイ問題は、指導教官と合うか合わないかだと思われる。時々「大学院に入るには研究目的を明確にすべし。」というようなコトを某キャリアアップ系雑誌で見かけるけれども、たとえ研究目的を明確にできたとしても、実際、えらそーにしてる指導教官が詳しくない分野だったりするワケで、そうなると、私のようにひとりで取り組まなくてはならなくなってしまうのであーるよ。


実際、私は株式市場における超マイクロな現象を研究しているのだけれども、指導教官は会計系の実証分析からファイナンス分野に参入してきた人であるので、微妙に、っうか、ほとんど話が通じないことが多かったりするしなぁ・・・。


もし「大学院に行こうかなぁ・・・。」とチラッとでも考えている方は、他の細かいコトは置いといて、大学院に行く動機だけは確認しておいた方がベターかもしれませぬ。自分が入学を決めた動機を思い出すと、やはりちょっと甘かった気もするし、事実、周囲にも甘めの動機で入学して困ってる人が多いし。。。


私は入学する前から会社をやると決めていた(→これが進学の動機。)から別だけど、学部直通で院生をやっている方々は、就職という面倒な問題があり、「何で進学したの?」と何度も聞かれると思いますので、ぜひ動機の確認だけはしておいて下さいまし。


っうか、「やっぱりMBAってあった方が便利だよなぁ〜。」と痛感する今日この頃でありまする。研究科の選択、ミスったかもしれんよ。。。



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