RSS配信β版
   Written by なお。
◆日記『心地よい孤独。』◆
孤独はいいものだということを我々は認めざるを得ない。
しかし、孤独はいいものだと話し合うことの出来る相手を持つことは一つの喜びである。
byバルザック
lll ホーム lll lll 本棚.org lll lll メモ帳 lll lll 未 来 lll lll 過 去 lll lll 目 次 lll


2003年08月19日(火)
証券市場を旅する理論 -Let's go surfing into the Stock Market-
日経平均が1万円越えしたってコトで、久しぶりにマーケットをチェック。「明日はどうなるんだろう?」と考えながら、ニューヨーク市場を傍観しつつ、コレを書いております。今アメリカは午前11時。たった今Nasdaqが大上昇したわな。。。(→1,754.02へ。)が、明日の日本市場コトはさっぱり分からんです・・・。(→当然である...)


ついでに最近株式市場について思うコトを書く。
私は大学時代「株価のベースはファンダメンタルズ(企業の収益、配当などの基礎的な条件・状況)である!」と習ったけれど、コレ、大間違いなんだよね。実際、何年か前(去年かその前くらい)にアメリカの学者が証明してる訳だし。(注・この学者さんが証明したのは株価は配当流列からできてないよ〜=配当割引モデルはダメかも=ファンダメンタルズもダメかもよ?ってコトであった。)私は日本のマーケット関係者の多く(特に新聞記者の皆様。)がこの研究成果を上手く用いていないのが残念であるよ。



上手く言語化できないけれど(→研究不足であーる。)マーケットって私たちが暮らす社会とは異なる空間だ感じる。やはり哲学者カール・ポパーの言う「第3の世界」なのかしらんと最近感じるのだ。私たちは「客観」と「主観」の二元論を前提に議論する傾向が強い。 ポパーはこのような二元論を超える「世界3元論」を主張した変なじぃさんであるよ。


株価は投資家の売りと買いという相互作用から生まれるので自然現象(客観)ではありませぬ。が、投資家の意志や意識だけが反映された主観的なものでもありませぬ・・・。ポパーじぃさんは、こんな風に主観でも客観でもない世界を「世界3」と呼んだのであるよ。ソロスじぃさんも同じようなコト書いておったし、やはりじぃさんたちの考えを深く研究せねばならぬようだ。(→マツダ&コバヤシ、この前話したよねぇ?)


さらに言えば、この「第3の世界」が正しいとすると“日本の”とか“アメリカの”というようにマーケットを限定することはもう無理になってしまいまする。。。私個人の実感としては、マーケットは波であり、混血文化である。参加者である投資家は,世界の何処かで生まれた良い波に乗り、イマイチの波は見送ったりする。そして真の投資家はナショナリストではないのだ。たとえ自分の身体が世界の何処に存在していようとも、彼らは意識のレベルでは常にボーダレスなのだ。ふらふらっと、常に旅しているような感覚。


要は、マーケット(→私の場合は株式市場)にリンクしている“私”(=主観)をどう描くか、ってのがポイントなのであろう。学者ではなく投資家として、マーケットに近い位置から論文を書けるって点が私のアドバンテージな訳だし、この点を活かせれば面白い『証券市場を旅する理論』が書けそうだなぁ。。。(→遠い目。)

下らないネタ書いてすみませんです・・・。
←未来  目次  過去→

「たらこ」スキン:エンピツスキンニュース++

My追加
エンピツ