『投資の心理学』
『魔術師たちの心理学 ウィザード・ブックシリーズ』
株価が上がるもしくは下がる「将来のある時点」がいつ来るかは実際には予測できないし、いつまで待てるのかは各投資家によりかなり異なる。
私はあまり時間には拘らず放って置くタイプ。
逆に考えると、100万円投資したなら将来のある時点で必ず120万円になってくれる株式を探さなくてはならぬ。。。。
そこで企業行動のどの部分をどう評価するのかという点なのだが、これも各投資家により全く違う。なのであくまで私の場合について書きまする。
意外かもしれないが、財務諸表はそこまで重要視してはいませぬ。会計については学部時代・修士時代にも学んだ訳だから、基本的なことは理解している。それに、現在、外部報告会計やIR戦略(Investor Relations,投資家向け広報)が重要視されていることも十分知っている。IRについては某企業でインターンシップをしたことがあり、ちょっと詳しいかもしれない。
なので、いくら綺麗に財務諸表を作っても、いくら派手にIRしても、騙されない自信はありまする。
けれど、会計士になるために知っておくべき会計、アナリストになるために知っておくべき会計、投資家として知っておくべき会計は違いまする。
洗練された投資家は、会計士、アナリストがどんなときにどの数字をどう捉えるかまで判断できるようにならなくちゃなりません。
私はそこまで行っていないので、まだ会計重視できないだけであります。
ただ私は、経営学専攻だけれど、やっているのはファイナンスなので、基本的に企業活動をファイナンスの視点から知らずの内に見ている可能性はあります。(←会計と財務は似ているけど違う分野です。注意!)
1番重視するのは「経営者」。特にその人の判断力とリスクのとり方を重視する。
2番目は「製品・サービス」、そしてこれに関連して「マーケットの特性」を分析しまする。
3番目はその企業の「売り」を探します。営業力なのか、販売網なのか、マーケティングなのか、とかいろいろ。
マーケティングを判断するときに特に気をつけている点は「ターゲットは女性です!!!」と言い切っているアホな会社。
これは、本当はターゲットが見えていない証拠です。そういう会社の株は余程のことが無い限り買わないようにしていまする。
けど、最も大事なのは「自分自身を知ること」。
自分がどんなどきにどんな意思決定をする傾向があるのか。
どんな業種・企業に対してどんな心理的バイアスを持っているのか。
ストレス耐性はどれくらいなのか。
「強運」の持ち主かどうか。などいろいろ。
ちなみに私は結構運がある方で、5年連続大吉を引き続けております。
そして忘れてはならないのが、どんな人にも自分のパーソナリティに合ったトレーディング・スタイルが存在するということ。バフェットやソロスなどが用いているトレーディング・スタイルは有名だけれど、世の中それだけではない訳です。
実は、トレーディング・スタイルについての研究論文を書くつもりなので、完成したら(←多分半年後か?)ホームページにでもアップしようと思っております。早すぎる告知ですが、まぁ、私のモチベーションを高めるためと思って聞き流して下さいませ。(←特に大学の先生たち、期待しないよーに!)
今、今日書いたこの日記を読み直してみた。
「私って結構ドライな投資家だなぁ〜。」と思った。
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