明けました |
今頃ですが。 つか今日までに返さなきゃいけない本がビミョーにまだ読み終わらない(^-^; 後一冊なのだが、この人の本は体力と気力がある時じゃないと読む気しないのよね。 今回は返しちゃおうかな…
読了本 『あるキング』伊坂幸太郎 最高感想書きづらい。 作者にとって実験的作品であることはよく分かった。 しかし何つーか寓話的で、見たくないものを「見ろよ」って言われてる気分になる。つまりは読みづらい。つまらないというよりは読みづらい。 伊坂幸太郎の特徴というか、ハッピーエンドでなくともどことなく爽快な気分になる読後感がなくて残念。 『SOSの猿』伊坂幸太郎 これも若干読みづらさがあるけど、伏線のひきかたやラストにそれらが集約されるあたりは伊坂節健在、かな。 星の楽団のあたりは中々でした。 『輝跡』柴田よしき プロ野球の話。それをすべて野球選手の妻あるいは恋人である女側から描いた物。 後書きによれば、作者はとにかく女というものを書くために小説を生み出してるとのことなので流石の切り口です。 連作短編なのですが、まぁ男も女も身勝手で、それゆえにいとしいという感じでした。 1番いい人だと思うのは高橋かなぁ。 慶があまりに過酷な運命を辿るので、せめてノブさんには幸せになってほしいと思った。奥さんもいい感じの人だったのでホッとしました。 私も何となくながら贔屓の球団や選手がいるので、色々思い巡らせました。 しかし奥さん側からの物語ってあんまりないよね。
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2011年01月08日(土)
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