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2002年10月28日(月) 落し物

あたしは とても愚かだ

大切なものが いつだって見えなくなる


今まで 分かっていたはずなのに
それがもう

見えない
分からない

だけど 手に入れたものも ある


あたしは 変わった

変わってしまった


中身は 全く変わっていないんだろう

だからこうして
胸が痛くて
申し訳なくて
此処に書いてる
これに書いたからって あたしのしたことは
許されるものやない
許されない

ごめんなさいって
何度謝っても
その人の 腹立たしい気持ちはなくならない

その人の言うことは 間違ってない
間違ってるのはあたし

ごめんなさい

ごめんなさい

だけど

こうしていないと
あたしは カラッポの人間だから
おもしろくもないし
冗談も言わない
そんな人間じゃ



一緒にいてくれないから



あたしは クラスの子に クマって呼ばれる
別に
顔がクマっぽいとか
剛毛とかいうわけやなくて
理由を話すと長くなるから 飛ばすけど
とにかく
鮭大好きな 紺色の熊

実在するのかというツッコミはなしで。



班の仕事をしていたら
隣のクラスの男子が あたしの班の子を見つめてた
あたしが

「なんやろうね、 あの人 めっちゃ見てた(笑」

っていったら

その子は

「さぁ。」

「ぁ、分かった!!!
あたしとクマの座をかけて 勝負したかったんやね!!」

笑ってくれる


階段を降りたら
足音がして

違うとは分かっていながらも



「ぁ、やっぱクマが追いかけてきたんやわ!!」


って言った

そしたら それはクラスの男子で

「ぁ、G君かぁ〜」


二人で その子を笑いながら言った
それは

G君を笑っているわけやない
だけど
何も知らん その子から見たら
自分が笑われてると思って しかたない


ごめんな



その
男子は


「そうやって 人見て笑うのやめろや」

「一番 最低」



ポツリとつぶやいた


あたしはすぐ


しまった。。。と思って
謝ったけど

怒らせてしまった


その後 何度も謝ったけど
小さく頷くだけで 許してはくれんかった





ごめん





あたしは 自分がされて嫌なことを
その子にしてしまった

今でも
あたしを見て 何か言う男がいる
嫌だけど

前よりは 数が減った


キモいとか
誰にでも言う人とも
普通に 話せるようになった
もちろん
今だって そう思われてるんかもしれん


あたしを見て
笑ってるように感じた
今でも
そう思う

自意識過剰なのは分かってる
でも
怖い


恐くてしかたない





それを あたしは してしまったんやね


最近


そんなんばっか



友達に笑ってほしくて
色んな人の話題を出す

もちろん 悪口は言わんよ



「○○君と、話せた!!!やった
今日は眠れやんわ(爆」

とか



「○○君の前やと緊張するでさ〜」




全然 そういう対象に見てないって分かる子に
冗談で言った

それって
差別やんね
この子になら 言ってもええやろ みたいな


調子乗ってる
あたし

クラスのこと まとめれもせんくせに
男子がうるさいと
嫌われるのが恐くて
あたしみたいなんが言っても
皆 ウザいとか言って
シカトされるきがして

任せてばっかり


あたし 室長なのにね

逃げてばっかり






大切なものを 失くしてしまった




笑ってほしいと 思って
受け入れて ほしくて
側に いてほしくて


もう 誰かに 何か悪口とか 言われるのが 嫌で


ごめん


本当にごめんね



貴方を笑ったつもりはない


嫌なことを はっきり言ってくれて
あたしの間違いを 間違いだと言ってくれて ありがとう



ごめんなさい



調子に乗っているあたしには

クスリになった



だけど

もう 後戻りできんよ

今のあたしのままで おるしかない

なくしたけど

拾えるかな








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