これは 日記ていうよりも
今日 聞いた 総合学習の感想
今 3年生は在日韓国人問題について 取り組んでいる
取り組んでるっていっても
あたしらが 何かできるんかっって聞かれたら
首を傾げるしかない
1年の時は 障害者問題についてやった
学んだのは
あたしの住んでるこの場所には たくさん不便なことがあって
それを 今まで気づけなかったんだってことを
知っただけ
それと 知的障害者の方と遊んだというか話をしたこと
行く前は 嫌だなぁって思った
これもボランティアだって思った
成績が上がるかもって 思った
行ったら行ったで正直恐かった
何をしたらええんか分からんだ
口で なんと言っても 差別はしてしまう
それは 外国の人に対する時もそうで
あたしは 何も分かってない
だけど 時間がたつにつれて
少しづづ 慣れた
あぁ この人は こんな風に 生きてるんやな
言葉をうまく言えなくても
一緒に遊んだり できるんだなって思った
体に障害を持つ人の 車椅子を押していたとき
色んなことを話した
その人は あたしが車椅子を押すことには 何の抵抗もなかったけど
自分の足を
凄く 蔑んでいた
惨めに 感じていた
この足は あかんのです
もう 使いもんにならん
泣きそうな 表情で話すおばあちゃんに何を言ったらええのか
分からんだ
それから
2つ年をとった今でも
何も言えないと 思う
楽しかった
お礼が 言いたかった
2年の時は 部落問題についてやった
最初らへんは サボってばかりいて
全然 あかんだけど
だんだん 水平社宣言が好きって言ったらおかしいけど
そんな風になって
暗記できるぐらい
何度も 読んだ
声に出して
グループの子と 発表しあった
結局 何もできんだけど
あたしの 住んでるところの近くには
部落地区ってもんがある
そこから先には 線が引かれてて 明らかに
周りと貧富の差がある
友達にも そのへんに住んでいる子がおるけど
別に 何も思わないし
ぁ、そうなんや？？
で？？
ていうカンジやった
今でも 差別をするって人がおるなんて
信じられやん
そして今日
在日韓国人の生徒がたくさん 通ってる学校の
ベテラン先生が
講師として来てくれた
見かけは 小泉さんみたいで
いきなり 何を話だすかと思ったら
「狼でも強姦はしない
人間はケダモノ以下だ」
・・・・・。
何でこんなに 反応がないんやろうって思ったら
皆
強姦の意味を知らないみたいだった
それを その先生が分かってたのかはともかく
その後には
勉強は何のためにすると思う？？
って前にいた 室長の一人に聞いた
あたしは 室長で
その人の声がマイクを通さなくても 真摯に聞こえて
何だか
心を掴まれていた
聞かれた子は 高校に行く為って答えた
先生は笑って そうやなって言ってから
オレは 飯を食う為に勉強しとる
あぁ、そっか 先生やもんね
何で 掃除すると思う？
日々 新しい気持ちになるため
何で
人を思いやらなあかんと思う？？
ベタな答えが返ってくるのかと思った
先生は 人間になるためやって言った
ケダモノじゃなくて
人に。
あたし 人間になりたい
おかしく感じるかもしれんけど
ちゃんとした 人になりたい
自分のことばっかりじゃなくて 周りの人を
世界の人を
思いやれる 人間になりたい
その後 その人は色んな話をしてくれたけど
胸に響いて
みんなが 眠そうにしてる間
一人 感動し続けていた
在日韓国人の人に
どうして 本名を名乗らせなければいけんのか分からんだ
だって そうしてかないと 日本では 圧力がかかってしまうから
朝鮮人の女の子が 本名は
嫌だって 言って通名で 過ごしてるのに
どうして お前の 名前は違うだろ？？？
って
言わなければいけないのか
おかしいのは 日本人
だって 通名じゃないと
圧力がかかって 生活できへん なんていう 日本がおかしいやん
生きにくくしてるんは
あたしら
だから あたしらに 何ができますか？
って聞いた
それは 結果であって 過程じゃない
でも それを聞く必要があると思った
その先生が 何て答えるのか聞いてみたかった
その人は
素直に
オレには何にもできん
でも そいつの本名を呼ぶことはできる
そう言った
あたしにも それしかできんのかな
小学校の時
友達に ブラジル人のことか アフリカ系の子もたくさんいた
別にそれが普通だったし
気の強い子で よく張り合っていた
名前、普通に呼んでいたし
それが どうにかなるのか
今は まだ 理解できない
それを 理解できたら
この
勉強をした 成果になるのかもしれん
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