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消費型・蓄積型 - 2004年01月17日(土)

いったい何の話かといえば、「趣味」のことである。

趣味を大別すれば、消費型と蓄積型に分かれると思う。

時間を消費する一方で、後で体験を反復出来ないのが消費型。
消費型の代表は、ギャンブル。
映画(それも映画館で観る)、芝居もそうだな。
野球やゴルフなどのスポーツも含めていいだろう。
テレビを観るのも、録画しない限り、こちらに属する。

一方、享受の対象が「有形の物質」なので、後で何度も反復して楽しめるのが蓄積型。
CDやビデオの観賞、読書、各種のコレクションといったものが、これにあてはまる。
これらだとCD、ビデオ、本などが確実に所有物として残っていき、何度でも繰り返し楽しめるというメリットがある。

僕自身は、どうも消費型の趣味というのがダメのようである。
根がケチくさいのか、「その時限り」の出費というのが、実にもったいなく感じられるのだ。

ギャンブルも、若いころやっていたパチンコ止まりで、それも今ではやめてしまった。
ゴルフも一時はよく練習したりコースに出たりしていたが、後に何も残らないというのがどうにも不満で、だいぶんごぶさたしてしまっている。

結局、続いているのは、CD観賞、楽器コレクション、読書といった、蓄積型の趣味ばかりである。


…とここまで書いて来て、はたと思い当たった。

そんな僕でも、あきることなく25年くらいずっと続けている「消費型」の趣味がひとつだけあったのだ。

それは、「酒場通い」。

何のことはない、僕は他でケチった分、酒場でドーンと浪費していたのでした(笑)。

考えてみれば、これこそ究極の消費型趣味だよなあ。
どんなに足繁く通っても、残るのは二日酔のみ。
店の女のコといい仲になって、結婚でもしたというなら「成果物」があったといえるのだが、それもなし(笑)。

たぶん、このひとつで、他の消費型趣味にほとんど興味を持てない分の埋め合わせになっているのかも。

人生、ヘンなところで、帳尻が合っているんですね(爆)。



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