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2004年07月04日(日)
記憶。。
携帯に送られた1枚の写真。
彼もそれなりに大人な顔になって・・
でもその頃の挑戦的な瞳は死んでなかった。
彼といた頃の想いが急激に戻ってきたからでしょうか
夕べは夫が驚くぐらい。。この時期にしては異常に濡れて。

彼とあたしはまるで別々のフィールドに生きていて。
リズムの世界の中でだけ息が出来るかのような背中。
噂だけは時折流れてくるけれど・・・
あたしには実際興味もなくて。
あるとき彼のバンドのギタリストがあたしのクラスにやってきて
歌を歌わないかと持ちかけた。



あたしの生活の中のどこにボーカルって文字が転がっていたのか
いまだによくわからない。

ただ、歌は好きで。。
そういえば彼のバンドのメンバーが
あたしの音楽の講座にいたような気もした。
さりとてそんな突然やってきてバンドって言われたって
わけわからん。。
と、顔に書いてあったんでしょう(笑)
翌日カセットテープを持ってきて、とりあえず聴いてよ!
ギターの男の子はそういって帰っていった。

あたしもあたしでカセットテープから流れる
パワフルな女性の声を耳で拾って。。翌週には覚えてしまっていた。
いわゆるコピー。
その数週間後・・バレンタインのライブステージに
ちゃっかりあたしは参加。
あたしの後ろにはいつも彼がパワフルなドラムに挑んでいた。



性格も好みもばらばらなメンバーだったから、
腕はあったけど。。とあるコンテストで行くところまで行った後は解散。
気づけば一年にも満たない活動だったのに
まるで10年も歌ったような充実感を味わった。
かれはそのほんの数ヶ月。。あたしの背中で暴れてた。





夏のできごと。
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