それは突然やってきた。
バイトクビになりました(涙)。
理由はしょうもないことなんです。 特に私の教え方が悪いとか、そういう問題ではないんですけど。 (私は家庭教師のバイトをしていたので) しかも向こうのかなり一方的な理由で。 でも理由はどうあれクビはクビ。 バイト収入がなくなるんです。はい。
親の仕送りだけじゃ家賃と光熱費だけでほとんど吹っ飛ぶのでバイトは不可欠。 うぁぁぁ〜〜とうろたえた私はメールを打っていた。 翔から「なんか他のバイトでもしたら?俺に手伝えること何かないかなぁ〜」と返事がきた。 でも翔には既にいつも世話になってるしなぁ。。。 買い物に行ったときによくお金出してもらっちゃってるし。 実に翔のおかげで生きてるって言うのもあまり大げさではないしね。
真にメールをしたら真は私の家にやってきた。 なんだかずいぶん心配をかけてしまった。。。 彼は以前かなり貧乏な生活をしていたことがあったらしく他人事に思えないらしい。
は〜、なんかエライことになったなぁ・・・
そんなに困ってるんやったらもうおとなしく俺のお世話になりなさい!!
・・・嫌。
ちょっと待て。 取りようによっては実に重い言葉じゃないか、これは。 即答しつつもうろたえてしまった。 大体翔ではない人に借りを作るなんてできないし。
でもいっしょにご飯食べるくらいはできるやろ。 俺がしたいからしてるねん。 どうせ一人で食べるより二人でいっしょに食べるほうが楽しいしな。
それは私もそうは思うんだけど。。。
ありがたいんだけど複雑な気分。 なんで私がフリーのときにこの人は現れなかったんだろうなぁ。
ずっと一緒にいるのは私じゃないとだめなの?
すぐに真は無言で頷いた。 こっちをじっと見つめてくる。 私をぎゅっと抱きしめてくる。 やっぱり直視できない。
私はやっぱり全てから目をそらして生きてる。
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