開けきらぬ夜明けの空を見詰ていたよ 冷たい北風が・・私の心に流れ込む・・ 凍えそうになる心を・・そっと両手で抱き寄せてみるの。 静かな時間と・・あけ行く空の霞む茜色・・無常なまでに美しい。 そんな朝の情景を思い出しながら・・今・・日記を書いているの 心の1ページに刻まれて行く優しい時間、淋しさも虚しさも・・ やがて時を越えて薄れていくような・・ 私はお気に入りのコーヒーをいれている・・琥珀の香りに包まれながら・・ こんな目覚めを楽しんでいる。 ざわめきの聞こえないマンションの中庭は少し淋しい・・少し肌寒い朝になったね・・
今日はどんな1日になるのだろう・・ 心の何処かでワクワクしながら・・ほんの少しの淋しさの中・・この場所から飛び出そう・・ 動かなければ・・何も始まりはしない・・何も・・
ピンと張り詰めた空気の中で 静かな時間を見送って行く 淋しさも・・切なさも ただ・・黙って・・見送って行く 独り善がりな人生に・・ ほんの少しの休息があるのなら 暖かな・・温もりを感じてみたい 我侭な私の心が・・呟くの 優しい朝日の温もりに そっと目を閉じまどろみながら 今日の始まりを感じてる そう・・・ 動かなければ・・始まらない・・ 何も・・始まらない・・
・・あるこうよ・・前を見て・・
心に囁く・・ 始まりの時
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