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ウチの係の仕事の中には、お客さんからの郵便(封書)での請求に関する作業
全般を取り扱う担当があります。
封書ですから、当然重量制限があるわけで。
今さらですが一応書いてみますと、定形郵便は25グラムまでが80円、
50グラムまでが90円、それを超えると定形外、ということになります。
で、お客さんは自分の請求したものが何グラムになるかはわからないわけで。
そんなときは「不足料金着払」というゴム印を押します。
押さないと料金不足でウチの係まで戻ってきてしまいますから。
なので、ウチの係にはハカリが不可欠です。
でもまあこの係で長くやっていると、その封書の重さが大体わかるようになって
きてしまいます。
一種の職業病とでもいいましょうか。
まあもともとはいちいちハカリではかるのが面倒くさかった、ってところから
始まったんですが、基本的に25グラムを超えるものだけわかればいいのですから、
結構この職業病、便利っちゃあ便利なのです。
たまに、お弁当屋さんでごはんを詰める人がごはんの重さを当てられる、っていう
特技の話とかをTVで見ますが、それと似てるのかなと思います。
ただ、喜ぶべきかどうかかなり微妙なのですが、
この係であまりに長くやっているために、
グラム単位で重さを当てられるようになってきてしまいました。
全部が全部わかるわけではないのですが、1グラム2グラムくらいの誤差を
含めれば、結構当たります。
この間も、
「うーん、32グラムだね」
って言ってハカリにのせたらその通りで、
次のやつを持ってみて
「これは多分ピッタリ(25グラム)くらいでしょう」
と言ったら25グラムでビックリ。
偶然の産物ともいえるのですが、他のものではこううまくはいきませんので、
やはり職業病かと。
そして今、その精度を高めるべく、家で1円玉(1枚1グラム)を持って訓練
しています。
・ ・ ・ ゴメン、ウソ。
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