monos
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このお話は、じっくりと行間まで読んでいただければ幸いです。
リサは7月14日で20歳を迎えたかわいらしい女性。
フランス好きだった両親が、巴里祭の日に産まれたこの子に合う名前をと、
「巴里祭」から2文字をとって名づけたのである。
リサは両親の愛情を体いっぱいに受け、今まで何不自由なく育ってきた。
しかしリサには、1つだけ悩みがあった。
それは、胸が小さい事。
ちまたで話題になっているあらゆる方法を試してはみたものの、どれもうまくは
いかなかった。
両親にも悩みを打ち明けてみたが、苦笑いするばかりで何も答えてはくれない。
「あきらめるしかない」とまで言う始末。
リサはちょっと怒りかけたが、結局仕方がないとあきらめるに至ったのである。
めでたしめでたし(?)
そりゃそうだろう。
両親にしてみりゃ、「名前のせいだ」 なんて、口が裂けても言えまい。
「巴里祭」にあって「リサ」にないもの。それは・・・?
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