lucky seventh
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広がるソラの青をみて、私は死んでしまったと思った。
初夏の漂う、今日 晴れたソラの中、私は幼馴染みのアタルと中学のプール解放に言った。 「.....」 「.....」 照りかう陽射しの中、無言で歩く。 でこぼこしたアスファルトから陽炎がのぼり 背中には嫌な汗が流れていた。 「シィナ」 ふいに、アタルは私の名を呼んだ。 私は無言で振り向いた。 けれど、アタルは俯いて考え込んでいるんだろう。 黙ったまま何も言葉を発しない。 「何?」 ちょっと苛ただし気に強い口調で言う。 すると情けない顔したアタルと目が合った。
そして言った 「ごめんな。俺もうダメだわ」
私は何も言えなかった。
ナナナ
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