耳鳴りおやじの日記
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2006年05月07日(日) 人事のゆくえなど

...福祉活動に参加...なかなかいい雰囲気...

...とある学術的なパーテーに参加...とても盛況でびっくりした...

...おそらく、この中で一番のはずれものなのだが、とにかく、多くの人と長くつきあっていると、お互い友達であることが大事になって、お互いの分野の違いは気にならなくなる...

...恩師や偉い先生は、この30年を生きた...が、これからの30年は違う...参加した多くのポスドクは、来年この仲間と顔を合わせることができないかもしれない、無職になるかもしれないという恐怖と戦っている...複雑な心境に違いない...

...あるポスドクが人事について私に相談したいのだという...旧帝大に就職できないのなら、東京または大阪の私立の方がよっぽどいいと言っていた...

...まさにその通りである...独法化とは私立になることと同じだが、学生対応などが未整備で、最近では教授が裁判で訴えられる事もあるという...

...おこちゃま世間知らずの大学院生が、ちょっとプレッシャー受けたぐらいで来なくなる...それを指導力不足と訴えられたらたまらない...

...東大のTさんとも久しぶりにお会いし、マニアックな議論もできた...

Tさんは世界的な研究論文を数本出している...が、若い東大ポスドクにはかなわないという...39才で任期つき...きつい...

...ポストが激減し、世界的な研究をしても東大京大出身じゃないと就職しにくい...

...以前は自校出身者や天下りに厳しかったが、独法人化の人事緩和でエゴまるだしの採用が平然と行われている...

...旧帝大は自校出身者を採用してはいけないというルールを作らなければ旧帝大の教授はすべて旧帝大出身者になる...

...京大の女性問題で飛ばされた教授も私立なのに自分の門下を採用...その先生とも会った...

...恩師はそんな旧帝大の派手な道とは違う道を歩み続けた...ずば抜けた業績があるわけではないが、皆から慕われ、旧帝大の教授も敬意を表していた...学歴格差の中でどのようにこれから生きていくかというモデルを示してくれたことは、とても良かった...

...恩師の最後の言葉は、おやじの夢である...これは熱い...

...また、カラオケに誘ってください>恩師...


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