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■僕の帰郷な冒険。
2017年01月07日(土)
年末年始は栃木の実家で過ごす。

今年は娘・R(13才)のお友達のお誕生日会があるということで、僕と息子・タク(11才)ふたりが先に行き、1日送れて嫁とRが追いかけることになった。

朝、タクと電車に乗り、途中で立ち食い蕎麦で一緒に食べる。僕は旅の途中で息子と立ち食い蕎麦を食べるのが好きだ。

「パパはかきあげそばだぞ」

「ボクは月見うどんがいい!」

「かきあげ食べるか?」

「もちろん食べるよ」

実家の最寄り駅に着いて母と弟が車で迎えに来てくれた。

帰郷して早速だがこの夜は高校時代の友達4人で忘年会であった。みんな地元を離れてバラバラだが年末だけ集まってもう10年以上続いている。ところがそのうちの1人、N(仮名)が今日の今日でノロウイルスになってしまったというメールが。

文面からでも非常に辛そうな様子が伝わって来、残念ながら3人で飲むことになった。夜になり、タクは母と弟に世話を頼んで待ち合わせ場所にGO。

「どの店にしようか」

「去年どこだったっけ」

「沖縄居酒屋だっけ。今年は違うところがいいな」

と店を探す。だいたいどっかしらの飲み屋に入れるので予約などはしないのだが、今年は

「予約でいっぱいで…」

10件以上断られ、

「どうしたんだ今年は!」

と三人で焦ってしまう。

「きっとNが呪いをかけてるんだよ」

「ノロだけに」

N、ひどい言われよう。30分以上さ迷っていたところに

「お店お探しですか…」

とお爺さんが寄って来たので教えてもらおうとしたら、なんとエロい店のポン引きのお爺さんであった。いつの間にか風俗店が多数入っている地元で有名なエロビルまで来てしまっていた。このお爺さんはいつもこのビルの前で客引きしているのだった。

で、結局入れたのは去年入った沖縄居酒屋だったという。

単に僕らが今年は違う店にしたいから、という理由で避けていただけであって、店自体はいいお店である。料理はうまいし可愛い女の子店員もいるし。沖縄料理の店なのでしばらくはオリオンビールを飲んでいたが、せっかく地元に帰って来たので栃木の地酒を飲みたいなあ…と女の子に聞いてみたら

「ハブ酒ならありますけど」

そうだった。ここは沖縄料理の店だった。僕らがいた席のすぐそばに、ガラスの甕の中で酒に浸かったハブがとぐろを巻いていて、さすがにそれはちょっと…と引いてしまったが、友達がいつの間にか妙な酒を頼んでいた。

「お待たせいたしましたースズメバチ酒です」

「ええっ」

ハブ酒の甕の隣にスズメバチがいっぱい浸かった甕もあったのだ。うわー…。ポイズン系動物酒が並んでいるのは壮観である。友達が

「飲んでみる?」

とグラスを渡そうとするのだが、やはりこちらも躊躇してしまった。

ハチだけに

「えーと…」

なんちて。

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