子供達に内緒でうまいラーメンを食ってやったぜー!
秋葉原の有名ラーメン店、青島食堂。麺。ムチとして僕好みのもの。汁。生姜の香りが食欲を刺激する。ウンメエエッ!思わず声を上げそうになったほど。完飲。以上レポっす。
へっ。帰ってから子供達に食わせる昼飯はせいぜいカップラーメンだぜ。そんな感じで腹ごしらえした後ポケモンカードショップに向かった。
話はポケモンから逸れるが、カードショップ近辺はメイド喫茶やらメイドマッサージやら、やたらと目移りする可愛いメイド姿の女の子が路上で客引きしている。なので
「メイド喫茶です。よろしくお願いしまーす」
「メイドリフレでーす」
などとお勧誘してくるカワイイ女の子の誘惑から逃げなければならないのである。僕のようなおっさんはホイホイメイドについてってしまいがちなので要注意だ。
ポケモンカードショップが入っているビルも、上下階にメイドマッサージやらメイド耳かきやらが入っている雑居ビルで、ビルの入り口やエレベーターホールなどに貼ってある色っぽいチラシの誘惑を振り払いつつエレベーターで昇りカードショップへ。
ショップの中はだいたい絵に描いた様なオタッキーな老若男女(「女」を除く)で溢れていて、ちょうどショップ主催のカードバトルが行われていた。上下階がメイド系のお店で挟まれているというのにここだけ女っ気がまるでない。たぶん童貞率ほぼ100パーだろう。
こういうマニアたちはすぐその辺にうろついてる女の子には目もくれず、自分の趣味の世界にあるもののみに血眼になる人種だ。僕のような外部者が何を言っても無駄だ。
僕はさっさと店員に売りたい旨を伝えてカードを渡し、査定してもらっている間しばし待つ。
「お待たせしました。7,500円になりますがよろしいでしょうか」
「えっ」
まさかそんなに高く売れるとは思わなかった。この額は僕とタクがポケモンカードバトル大会に行った2日分の交通費と朝飯昼飯代を余裕で上回る。黒字になってしまった。そりゃ転売野郎も目の色変えて回収したがるわけである。
もちろんOKしてお金を受け取って店を出、エレベータが来るのを待ってい間、ポケモンカードバトル恐るべし、たかが遊びなのにこんなにお金が動くとなると、タクの金銭感覚が狂ってしまわないか…などと考えていた。
チン、とエレベータが到着した音がしたので考えを中断し、扉が開いたので入ると、おそらく上の階のメイド系の店の子であろう、とてもカワイイメイドが乗っていた。いい匂いが充満したハコ内で、いつまでも下に着かなければいいのにと思ったがわりとあっけなく1階にチン。どうぞお先に、と譲ると
「ありがとうございますっ」
と元気に出て行った。彼女はこれから路上で客引きをするのだろう。
やっぱりポケモンカードよりモノホンメイドだよ。
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