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■倦怠クリスマス。
2005年12月02日(金)
12月に入り、夜の渋谷の街はイルミネーションで着飾られており、
マツケンサンバ、若しくはTOKIOの沢田研二の様なバタ臭さと
うざったさ全開の輝きを放っていた。

クリスマスの本気モードに入ったのである。既に恋人がいる者は
来たるべきクライマックスの日に向けて全力疾走し、顔射でフィ
ナーレを飾るもよし。

相手がいない者は必死に恋人探しにたまきん全力投球し、やっぱり
見付からず、ひとり街のイルミネーションを恨めしそうに眺めた後
エロスなイマジネーションを展開させマスターベーションに励み、
来年こそはと心に決めて崖から竹馬でダイビングするのもよし。また、

「俺は世間のクリスマスの浮かれポンチな騒ぎには流されないのさ。
 ウチ真言宗だしね」

とニヒルなフリをして寂しさを紛らわすのもよし。しかし本当に
醒めた目でこの街のうそ臭い光を見ているのは他ならぬ僕だ。

付き合って10年、結婚して…何年だったか。恋愛の絶頂期はとうに
過ぎ去り、ただひたすらの日常に埋もれるだけ。クリスマスにやる
ことといっても娘・R(2才)と息子・タク(1ヶ月)がいるため夜に
外出するわけにもいかない。だからRにサンタのコスプレでもさせ、
タクはまだコスプレは酷であるから来年のお楽しみにし、ほのぼの
と家でケーキを食べるのも良き哉と思う。

しかし遠い昔、街のイルミネーションが本当に綺麗に映ったあの頃。
ときめきメモリアルな恋人時代に戻りたいとも思う。今では既に
僕はときめきの夫ではなく、嫁もよろめきの人妻ではなくなった
が、嫁こそは長年連れ添った紛う事なき、好きになった人である。

子供達が手を離れた頃、もう一度嫁とふたりでクリスマス装飾の
街を歩くことは出来るだろうか。さすれば僕はイルミネーションの
中でコブシを効かせて叫ぶであろう。

好きになーった人ォー!

都ハルミネーション。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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