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■春色の汽車に乗って遊園地に連れて行ってよ。
2005年09月19日(月)
嫁と娘・R(2才)を連れて近場の遊園地に行くことにした。
僕らが出掛ける仕度をするとRにもそれが分かるようで

「くっく!くっくー!」(靴の意)

まだ準備も整っていない内から靴を履かせろと玄関で座り込みを
するのである。

「お前は桜田淳子か…」

平成2ケタ生まれのRにこんなツッコミをしても分かる訳はなく、
ばたばたと出発し、都電荒川線に乗る。

「嫁、東京23区で一番洗濯物が乾きやすいところはどこだ?」

「は?」

「あら乾く(荒川区)だ」

「…」

仲睦まじい夫婦の会話を交わしながら荒川遊園地に到着した。
ここはとてもミニマムな遊園地であるが、Rぐらいの小さな子
には東京有名ネズミランドなどの大テーマパークよりも小回りが
利いて良い。

観覧車やメリーゴーラウンドに乗ってほのぼのとした気分を
味わった後、動物コーナーに行く。

「おっ!ヤギ夫!」

ヤギが檻の中から出ていて思わす稲中の前野みたいな反応をして
しまった。ここではヤギに直接触ることが出来るのである。

Rは怖がるかと思ったら意外にも自ら進み出てヤギをなでなで。

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成長したんだね…と嫁は感動していたが僕はRの横で

「おっ!ヤギ夫!」

稲中の前野みたいな反応をしてなでまくっている4才ぐらいの女児
の今後の成長が気掛かりであった。

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パンダ1号にも乗り更に稲中度UP。

しかし何よりもRの心に響いたのは、遊園地内を走る汽車のようで
あった。園内のどこにいても汽車の音が聞こえるたびに

「ぽっぽ!ぽっぽ!」

と、目を見開いて探しに行ってしまう。

「R〜さっきみんなで乗ったじゃないか」

「ぽっぽー!ぽっぽー!」

あまり駄々をこねないRにしては珍しく執着するので、もう一度
乗ってしまったのであった。将来Rが鉄子(鉄道マニア女子)に
なってしまわないか心配である。

「ぽっぽー。ぽっぽー」

汽車に揺られてRは嬉しそうだった。汽車だけに上機嫌じゃなくて
蒸気嫌。なんつって。汽車は先程の動物コーナーにさしかかり、
車窓からヤギ夫のお尻が見えた。

「ぽっぽ!」

いやそれは尻尾。

「ぽっぽ?」

今度は僕の股間を指差した。いや、それは、ちん…。待て。
そんなことまだ教えてないのに…。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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