logo
FONTを元に戻す FONTサイズ固定解除

■それが一番胎児ー♪
2005年05月26日(木)
嫁が娘・R(1才半)を寝かしつけている時に
帰って来てしまった。

Rはウトウトとしていたようだが僕の物音を聞き、
えへへへとこちらに笑みを浮かべドタバタと歩き回る。

「もうちょっとで寝るところだったのに何で
 帰ってくるのよーッ」

完全に寝かせ失敗の嫁は不快感が露わ。僕は嫁の苛つきを
和らげるため

「お腹の子も起きてるかな?ほほほほ」

殊更に明るく嫁の腹をナデナデしてみると

「起きてるよ!」

と仏頂面に答えた。嫁の妊娠5ヶ月目。お腹に手を当てると
胎動が分かるようになってきたのである。

「さ、Rちゃんもナデナデしてみな。お姉ちゃんですよーって」

僕を真似してナデナデするように言ったのだが、Rは分かって
おらず、嫁の胸をポンポン叩く。ああ、嫁の只でさえ小さな胸が…。

「い、痛い痛い…」

「R、そっちじゃない、お腹だよ!」

しょうがないのでRの手を取って嫁の腹に当てた。Rは
嫁の腹をぐりぐりと撫で回す。ああ、只でさえ小さな命が…。

「R、もっと優しくしてえええ!」

「ところでR、全然兄弟が出来たとか分かってないよね」

「うん、分かってない」

小さな子供が親よりも先に「赤ちゃんが出来たの」などと
言い当てる話をよく聞く。しかしRは丸で分かっちゃいない。
小さい子が持っているという霊感というか第6感というか、
そんなものはないのだろうか。

「あああ、お腹の子、びびってるびびってる…」

どうやらやかましい僕らに恐れをなして母体の中で縮こまって
しまったようだ。僕らの間抜けさぶりに既に生きる希望を
失ってしまわなければいいが…。

お腹の子 そこのけ底抜け 脱線家族。

日記才人投票ボタン。投票のお礼に一言飛び出ます。初回だけ登録が必要↑




エンピツ投票。こっちもヨロシク。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=81711&pg=20050526
今日もアリガトウゴザイマシタ。

←前もくじ次→
All Rights Reserved.Copyright(C)
エキスパートモード 2000-2005
梶林(Kajilin) banner

My追加