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■陶器、息切れ、めまいに。
2005年05月25日(水)
夜、仕事から帰ってきたら、真っ二つに割られた
嫁のゴハン茶碗が台所に置いてあった。

「これはまさかR(1才半の娘)が…」

「そう。あなたに見てもらいたくてそこに置いておいたの」

Rが怪我をしたのではないかという咄嗟の心配と、
お気に入りの茶碗が失われたことの二重ショックで
頭がクラクラ来た。

しかし陶器なので割れた面は切り傷が出来るほどの
鋭さはなかった。ひとまず安心…。

Rはよく台所の棚を開けて食器を引きずり出し、「ままごと」を
して遊んでいるのである。きっとその時に割ったに違いない。

「とうとう割ってしまったか」

「私が棚にストッパーかけてないのが悪いんだけどさあ」

嫁が気づいた時には割れた茶碗を持っていて、

「あにょにゅにゃにゅにょ」

必死にR語(?)で弁明していたという。

このRが割った茶碗は、僕の友達の陶芸家、宇多田理恵さんの
作品である。宇多田さんは世田谷で陶芸教室を開いており、
僕のゴハン茶碗もおかず皿も湯飲みも彼女の作品を使っている。

宇宙人が洞窟に描いた壁画のような、謎のテクノチック線画が
描かれた陶器はとても良い。

photo
今回割られた茶碗。

「ああ、またうたちゃんに作ってもらわなければ」

とメールしたところ早速作ってくれるとのこと。さすが
東藝大出の陶芸家。後で一升瓶を持って世田谷に行かねば
なるまい!(勿論代金も払う)

「Rちゃん、お茶碗割っちゃったんでしょう」

次の日、目覚めた未成年の容疑者、幼女Rに取調べを開始したのだが、
容疑者はしかめっ面をして

「めっ!!」

と怒った。ヒー!どうもごめんなさい。

「って違うでしょ。お茶碗割って怒られるのはRなの!」

しかし容疑者は黙秘し、プイを顔をそむけて中森明菜ばりに
私は私は関係ないわー、とトタトタと向こうに行ってしまった。
特別じゃないどこにもいるわ、わーたーしー幼女R…。

ああ、茶碗だけじゃなく父娘の絆にもヒビが…。

はっ。これって「茶碗無視」ってこと?

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エンピツ投票。こっちもヨロシク。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=81711&pg=20050525
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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