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■箱根、ザコ寝、一人寝。
2004年10月03日(日)
嫁と母、そして娘・R(1才)で箱根にレッツラゴー。

まずは芦ノ湖の遊覧船に乗るのだ。
桟橋のチケット売り場で船が来るのを待って並んでいたら、
老人団体客がドドドドドとやって来て、ベビーカーに乗ったRを

「アラー赤ちゃん」

「んまあー赤ちゃん」

「赤ちゃんバイバイ」

いちいち覗き込みながら通り過ぎて行ったので

「ぎゃわあああん」

Rは恐ろしくなったようで泣き出してしまった。そんなに赤ちゃんは
珍しいのだろうか。

折りしも先ほどまで晴れていた空に一気に暗雲が流れて来、
桟橋には老人が溢れ、遊覧船を待っていた桟橋はなんだか
三途の川の渡し舟を待つような雰囲気になり、僕もいささか
ダークな気持ちになってしまった。

宿に着くと、お目当ては露天風呂である。
結局僕は嫁・母・Rと別れ、一人寂しく男湯でしっぽり浸かって
いたのだが、

「ぎゃわあああん」

壁の向こう側からRの絶叫が聞こえてきた。
Rの「場所見知り」である。嫁と母はあやすのに必死だったらしく、
僕は一人でよかったのかもしれない。

皆が寝静まった真夜中、僕は母の鼾で起きてしまった。
忘れていた。母の鼾は物凄いのである。

僕はすっかり目覚めてしまい、すると別なリビドォな
方面も目覚めてしまった。嫁の寝床まで這って行き、

「なあ〜母さんも高鼾で気付かないだろうから
 いいだろ」

一泊二日の旅を何としても一発二日にすべく
言い寄ったのだが

「いいわけないでしょ」

嫁のガードは固かった。

「ぎゃわあああん」

一日の最後は僕が泣き出したくなってしまった。

入り鉄砲と出女には特に厳しかった箱根の関。現在は
入りち○ぽにも厳しいようである。

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