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■ラブラブノート。
2004年09月01日(水)
嫁が一冊のノートを持って来た。

それは娘・R(1才)の育児ノートであり、
Rが1才になるまでの記録が細かぁく記されたものであった。

そしてそのノートの最後にはまとめとして
親から1才になった子供へのメッセージを書く欄があり、

「Rちゃんに向けてのメッセージを書いて」

ということで嫁にノートを渡されたのである。
はて、どんなことを書けば良いのか。
下手なことは書けない。何故ならば、Rが大きくなった時に

「あなたが赤ちゃんの時はこんな風に育ってたのよ」

と、このノートを見せることになるだろう。
その時にRが読んで鼻で笑われるような内容ではいけない。
迷いに迷って、全然筆が進まなくなってしまった。

素直にRに対して思っていることを書けばいいのだが…、
と思って頭の中でまとめてみる。

・お父さんはRちゃんにめろめろです。
・お父さんはRちゃんを愛しています。
・お前が俺には最後の女。

…なんだ、これでは恋文ではないか。
どうりで書けないはずである。自慢じゃないが僕は恋文なぞ
書いたことが無い。試みたことはあったが書けずじまいだった。
苦手なのである。嫁からは結婚前に何通か貰ったことがあるが
返事をした覚えも無い。
なんで結婚できたんだろ。

「…あ。まだ書いてない!」

グダグダしてたら嫁が地獄の督促をしに来た。
あわよくばバックレようとも考えていたが、
逃げられないようである。

腹をくくって書いた。そんで嫁に見せた。

「えーと、『R、愛してるよ!』って…ぷ」

わーん。声を出して読むなー!

Rに鼻で笑われる前に嫁に笑われてしまった。
火事かなんかでこのノート、燃えてくれないかなあ。
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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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