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■この指舐めれ。
2004年08月21日(土)
娘・R(1才)に絵本を見せていた。

「はい、これが猫です。にゃんにゃんにゃんこ」

猫の絵を人差し指で示して説明すると、Rは猫よりも
僕の指をシゲシゲと眺めてしまう。これじゃあまるで
バスガイドが

「右手をご覧ください」

と言われたのを真に受けて、言葉どおりガイドの右手を
見つめてしまうという、あほな観光客である。

しかしRはそこでは終わらなかった。僕の人差し指を
がっしりと掴み、口の中に含んでしまったのである。

歯のない歯茎でがぶっと噛まれ、舌でねっちょり舐められる
感覚が指を通して伝わってくる。…ちょっと気持ちいい。
そしてRの反応は、

「まっずー」

とでも言いたげなしかめっ面になり、指をぷっと離した。
ふふふRよ、何事も舐めてかかると人生痛い目を見るのだ。
何を隠そうお父ちゃんは手を洗ってないのだ。はっはっは。

ていうか指よりも絵本を見て欲しい。
僕は再び絵本の絵を指差して

「これは豚さんだよー。ぶーぶーぶたさん」

するとRは豚よりも僕の指をシゲシゲと眺め、
口の中に持って行き、

「まっずー」

ふふふRよ、何事も舐めてかかると…って、さっきやったじゃん。
ニワトリでも3歩歩くまでは忘れないというのに何だチミは!

とは言いつつも、Rの舌技はなかなかのものである。
お父ちゃんちょっと癖になっちゃいそうである。
それにパクッと指をくわえるさまがとても可愛い。
もっと舐めてえ〜ん。こうなると僕はもうデレデレになり
終わりである。

禁断の危険な父親いっちょあがり。

絵本を読むつもりが結局は娘に鼻毛を読まれて
しまう有様なのであった。

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「今朝の嫁はまた眠そうな仏頂面で… 」→
「 それは朝5時半にRが泣いて起きたから」

でした。お詫び申し上げます。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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