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■母、オレオレ詐欺にあう、の巻。
2004年08月05日(木)
「オレオレ詐欺の電話が来たのよ!」

実家の母からいきなり会社に電話がかかってきたので驚いた。
正確にはオレオレ詐欺の発展形とでも言うべき騙し話。
母から聞いた内容を要約すると、

警察署の○○と名乗る男から母に電話があり「息子さんが車で
妊婦を跳ねた」と告げた。そして「息子さんの勤め先の人に来て
もらってるから」と言い「※※(勤め先の会社名)の××ですが」
と言う別の男に電話を変わった。
その男は示談金として300万円を至急振り込むよう母に催促した。

だいたいこんな感じである。

「母さん、まさか払ってないよね」

「そこまでバカじゃないわよ!一応お前に電話してみたんさ」

「だよね。僕、ペーパードライバーだし」

という訳で、会社名と実家の電話番号の情報が漏れていたのが
不気味だったので警察には届けさせた。

この手の詐欺では、「妊婦を跳ねた」というストーリイが
ひとつのパターンとなっているようである。

「妊婦=轢いたら高くつきそう」と思わせるのをを狙ってるのだろうが
娘・R(11ヶ月)を産む前は嫁は妊婦であったし、その前は流産も
しているので嫌な感じではある。

どこで個人情報が漏れてるか分からず、手口も巧妙となり進化する
オレオレ詐欺。ここで僕は自分及び周りの人間が最も騙されそうな
パターンを考えてみた。予防の為である。

まず通信手段は電話ではなくメール。
ターゲットは僕の嫁。内容はこんな感じ。

『あなたの旦那さんにネットでゲットされ、不倫して
 妊娠しました。つきましては入院の費用を云々…』

ネゲット詐欺!

ソッチ方面においては僕の日頃の行いが悪すぎるため
嫁の信用は全くない。メールを信じてしまうことだろう。
あ、もっとも嫁は

「何故ワタシがあなたのちんこぬぐいしなきゃならないのよ!」

などと憤って払うわけないか。しかし僕が潔白を証明して見せても

「ホントにそういうことしてないの〜?」

などといつまでも尾を引きそうである。何よりもダメージ力の高い
詐欺には違いあるまい。

会社から帰って、母に電話してみた。一応心配だったからである。

「あ、母さんオレオレ」

はっ…僕がオレオレ!

そういえば母に電話する時、第一声は必ずオレオレであったような…。
被害者になって初めて気付いて愕然としたのであった。
紛らわしいので今後は

「まろでおじゃる」

と、みやびにのたまうことにするでおじゃる。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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