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■ウナーギー IN THE たわけ。
2004年08月04日(水)
晩飯が再びうなぎだった。

確かちょっと前、土用の丑の日に食べたではないか。

「土用の二の丑なのよ」

「なんだそれは。初耳だ」

嫁の解説によれば、どうやら土用の丑の日ネタで
もういっちょうなぎを食わせようという、うなぎ業界の
一粒で二度おいしい謀略らしい。

「丑の日のうなぎは中国産だったの。今日のは国産。
 そしてワタシは…奥さん」

「おまえ…」

「はい」

「出直して来い」

「ヒイイイ!」

暑さのせいか嫁は僕の駄洒落癖が伝染ってイカれて
しまったようだ。ともかく、出された物はありがたく
食べるので、うなぎが続いても別にいいのだが
困ったことがある。

「うなぎを食べると僕はものすごく精力がついてしまう。
 それを君は受け止めてくれるかい?」

「できません」

なんたることだ。嫁、精力つけさせっ放しジャーマンの
放置プレイ。

「まあそう言わずに、僕のうなぎだって国産だよ!
 こっちの味も試してみてよ」

僕はうなぎのようなものをちょいと顔を出させたのだが

「そこだけ中国産だったら変でしょ!」

と嫁に反論され、なるほどそれもそうだよなあと
慌ててしまいこんだのであった。それが論点のすり替えである、
ということに気付いた時には嫁は既に寝ていた。

「二の丑」によって、うなぎ業界が「二匹目のうなぎ」を狙う。
ならば僕も「二の丑」を利用して「二人目の子作り」の機会を狙う。

嫁だけ二の丑を踏んでいるようである。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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