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■監獄居酒屋の監獄ロック…のダブル。
2004年06月22日(火)
友達のマリコちゃんが家に遊びに来た。

「はう!」

はっとした顔で固まったまま彼女を凝視する瞳がふたつ。
娘・R(10ヶ月)、人見知りするお年頃である。マリコちゃんに抱いて
もらおうとしたが案の定泣いてしまい、時間を置いて再び挑戦したが
やはりだめで…結局失敗に終わった。残念。

その後、Rを嫁に託して僕は池袋に向かった。
これまた古い友達のRHが大阪から戻って来ているので
飲むことになっていた。マリコちゃんも一緒に付いて来た。

「私、ここに来てみたかったのー!」

マリコちゃんの勧める店まで行き、入口のドアを開けると…
なんと、眩いばかりの美脚と美顔と美乳(の谷間)を露わにした
ミニスカポリスが手錠を持ってお迎えしているではないか!

「どなたか1名、手錠をかけさせていただきます!」

そういう店なの?ま、それならそれでいいけど…。

実はこの店、巷で噂の(かどうかは知らないが)監獄居酒屋なのであった。
かつての巣鴨プリズンの地の真正面に作るなんざ、洒落が効いてるのか
たまたまなのか…手錠は有無を言わさず僕の腕にガチャン。

「当監獄は何回目ですか」

ミニスカポリスがそう聞くので初めてだ、と答えると

「初犯の囚人を連行いたしまーす」

手錠に付いた鎖で僕を引っ張っていく。ミニスカから伸びるおみ足が眩しい。
僕はチミの愛のプリズナー。この鎖でもって目茶目茶に卑しめてたも〜。
このプレイだけで金が取れるぞと恍惚に浸っていたら

「こちらが牢屋になります」

僕らを牢屋という名の個室に案内したミニスカポリスは
残念ながら去って行ってしまった。

落ち着いた我らは近況報告。RHは今年から女子大の講師になった。
男だったら一度は夢見る、女子高教師と並ぶトップクラスの人気職であろう。

「いいなー女子大生!早く捕まえてやってしまえ!」

しかし、RHをエロスの道にけしかけても

「自分は仕事中だとそんな気にならん。そういうケジメは出来ている」

などと殊勝なことを言うのでつまらなかった。
そこでマリコちゃんにけしかける。

「メニューにチンチロリンステーキというのがあるぞ!
 わざと間違えてチンチンステーキと言って頼んでしまえ!」

「うん!私、頼んじゃうー!」

結果:

マリコちゃん「チンチンステーキ下さい」

看守(店員)「はい、チンチロリンステーキですね」

ノーリアクションで鮮やかにスルーされ惨敗。ちっ。

そんなこんなで懲役(飲み時間)が長くなり、0時近くになってお開き。
ホテルに滞在しているRHと別れ、マリコちゃんを駅まで送る。

別れ際、酔っ払ったマリコちゃんに抱きつかれてしまった。
Rをだっこできなかったから僕にしちゃうのか…。

酔ってるとはいえああいけません。僕には妻と嫁と娘と子供が!

咄嗟の出来事に頭が沸騰した僕は、どうにかなっちゃいそうになったが
マリコちゃんは絶妙のタイミングでするりと僕をかわし、じゃあねと
駅の雑踏の中に消えていった。

…。

再び監獄に逆戻りするようなマネしなくて良かった。
家は戦国になること必至だ。

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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