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■寝る寸前話もう一丁。
2002年05月29日(水)
夜中、そろそろ寝るか、布団に潜りこんだら、
僕よりひと足速く眠りについていた嫁が
いきなり抱きついてきた。

こう書くとただのらぶらぶなカップルで、

「これから徹夜で突貫工事ですかあ〜?精が出ますなあ〜。けっ」

といった感じなのだがウチに限ってはそうではない。

布団に入る直前は部屋真っ暗だったのである。
闇の中、予期せぬモノが覆いかぶさってきた。
これは怖い。

愛妻の抱擁、というより
貞子の急襲、といった方が近い。
あわや放尿。

「なんだよっ!」

僕は驚かされて少し怒っていた。

「ううう…」

嫁は泣いていた。なんなんだ!一体!

「あなたがいなくなる夢を見たの」

「はあ?」

「一緒に何処かに出掛けたんだけど、
 あなたがいなくなっちゃって
 いくら探しても呼んでも見つからなかったの。
 悲しくなっちゃって…。
 やっと、見つけた…」

はあ…って、夢オチかよ。
まるで夜泣きの子供じゃないんだから。
そう苦笑いしていたら

「あなたが私を放って、いつまでもどこかの女と
 ネットやってるからこーいう夢見たんだよ、きっと…」

ぐさっと皮肉られた。誤解である。
しかし嫁は「ネット=どこかの女と浮気」という
最悪なイメージを強く持つ。
結局夜泣きしていたのはグズる子供ではなく
嫉妬全開の女房なのだった。

あ、やっぱノロケですか。これって。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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