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■実家に帰らせていただきます。
2002年05月03日(金)
家に帰ったら、嫁がいなかった。
テーブルの上に置き手紙があった。

ひょっとしてこれが三下り半というやつか。

結婚してまだ一年弱だが数え切れない程ケンカした。

ここ数日も重い雰囲気だったので、
そんな気がした。

爆弾処理のような構えで手紙を
そお〜っと見てみる。

『友達に赤ちゃんができたので
見に行って来ます。
そのまま実家に泊まって来ます』

なあんだ、そおかあ…。

って、

結局いつ帰って来るんだあ!

一抹の不安を抱えつつ一人の時間を持て余して、
いつものゲーセンに行ったら

僕のお気に入りの超可愛い子、
Rちゃんがひょっこりいた!

ちょうどいい!Rちゃん!
僕と一緒に新しい家庭を築きあげ…


…すぐそばに彼氏を発見したので自粛。

「あれ?嫁ちゃんは?」

Rちゃんはいきなり一番触られたくない
ところを突いてきた。

「ちょっと。実家に帰ってて」

「あ〜またなんか悪いことしたんでしょう?」

Rちゃんは可愛いけれど邪悪な、
ニマア〜とした笑みをこぼす。小悪魔である。

「違うよ〜何もしてないよ〜」

僕は否定した。イマイチ自信がないのだが。

「わはは!女房に逃げられた!
だっさ〜!!あははっ!」

聞いちゃいない。
なんかもの凄いウケてるし…う、う、

うわああん!Rちゃんがいじめる〜!

半ベソになりながら家に帰った。

ていうか、手紙を見た時点で
嫁に電話しようとか微塵にも思わないところが
僕らしいといえばらしい。

書いててそう思った。

今日もアリガトウゴザイマシタ。

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