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■金縛りパニック。
2001年02月12日(月)
友達の家や、旅行でホテルに泊まったとする。
朝、眠りから覚めて飛び込んでくる風景は
いつも見なれたものとは違う天井。

「あれ…ここどこだっけ」

寝呆けているので状況を把握するのに
しばらくかかったりする。

昨夜目覚めた時がそうだった。
しかも何故か金縛りにあって動くのは目玉だけ…。

天井にはほんの僅かな灯かりが点る変な形の照明器具。
ピンク色の天井壁にモリハナエをそのままパクったような蝶の絵柄。

どこなんだこの趣味の悪い部屋は〜!
しかも金縛りで全身が動かない。パニくりまくり。
ひょっとして拉致?と思えてきた。

しかし、もうひとつ別の恐怖が襲ってきた。
金縛りに付き物のといえば心霊現象である。

目玉をちょいと下に移すと開きっぱなしのドアがあった。
どこに通じてるのか分からない、その奥は真っ暗である。

その開いた闇から何か出てきたらどうしよう…。
無性に真っ暗な口を開いたドアが怖くてたまらなくなった。

気配が…する…。何か…いる…。出てくる…。



↑JOJO風効果音。

すうっと出てきたのは…
僕の彼女だった。ドアの奥はトイレだった。
それで全てが解けた。金縛りも解けた。

そう。ここは…八王子のラブホテル。

今度はもうちっとセンスのいい部屋にしよ…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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