■別に美男子でもないが。
2001年01月05日(金)
「男は30過ぎたら自分の顔に責任を持て」
誰かから言われた言葉。
30までの顔は親から貰ったものなので問わない。
しかし30過ぎてからの顔はその人の生き様によって形成される、
ということ。
今日はそんな話。
電車の中、向かい側に座っている女性が一生懸命化粧をしていた。
ファウンデーションぱたぱた、アイラインかきかき。
まゆ毛もつつーっと描き足して(半分分けちゃろか)
更にまつ毛までぐりぐりやりだした。
見苦しい行為であることよ、と横に目を向けると
小4ぐらいの男の子とおばあちゃんが仲良く話している。
そっちのほうが微笑ましい光景なので視線をそちらに移すことにした。
おばあちゃんの話し声を少し盗み聞きすると…
「…ほら、あのお姉ちゃん、自分の顔にお絵描きしてるよ、。
おかしいね。みっともないね、ククククク」
ちっとも微笑ましくない。つーか同じトコ見てたのね。
「あんな一生懸命じゃきっと絵が上手くなるねえ。ヒヒヒヒ」
なーんかいちいちトゲがあるセリフ。若い娘に妬みでもあるんだろうか。
しかし、次にまともなセリフを孫息子に語りかけるのであった。
「いい?人の顔というものはね、
その人の今までの生き方が顔に出てくるんだから
あんな風に必死に化粧して取り繕ってもダメなの。
立派な生き方をしていれば魅力的な顔になるものなのよ」
おお〜そういうまとめ方か。なかなか良い教訓だ。
当の孫息子は分かったような分からないような
ぽかあんとした顔をしているが
僕は彼に替わって言いたい。
おばあちゃん、あなたの化粧も、かなり、濃いです。
今日もアリガトウゴザイマシタ。
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