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■恋人オンライン。
2000年10月24日(火)
メッセンジャー。
当然のごとく僕と彼女は登録しあってるので、
オンラインかどうかはすぐ分かるのだが
僕からあまり喋りかけることはない。

いつも必ず「早く結婚したい」とかいう思い話になってしまうから
重いのなんの。

彼女もたまにしか話しかけてこない。

「他の人と喋ってたり忙しいんでしょう?」

彼女の立場にいる癖に妙に遠慮しているのだ。
それでいて連絡がとれないと泣き出したりするので
そういうところがもどかしかったり…。

彼女のよくあるパターンとして、ネットを切る直前に

「じゃあね。おやすみ」

僕にひと声かけてすぐ落ちる。

昨晩も1時ぐらいからお互いオンラインだったのだが
別に話すこともなく、2時半ごろやはり

「おやすみ〜」

彼女からメッセージが飛んできた。
おやすみ、とは言ったものの、いつもと違いまだオンラインである。
特に理由はないのだが、なんとな〜く話がしたくなったので
話しかけてみた。

返事が返ってきたので、そうだ、「例の事」を聞いておこう、と思った。

「例の事」とは…。僕はメッセージを飛ばした。

「9年前の10月19日、僕は何を君にした?」

何気に気になって仕方がなかったんである。

しかし…彼女は既にオフラインだった。
たまに話しかけるとこれだよ…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。

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