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■寝不足メニクマデート
2000年10月14日(土)
彼女と会った。
午後から池袋で買い物に付き合わされていたのだが
テンション上がらずやる気なし男。

彼女が買い物してる間ベンチで一人で本読んでた。
つい無意識に指をすたたた、と鍵盤を打つ動きをさせていたら

「はいはい、行けばいいんでしょ!」

と彼女が呆れ顔で行ったところは江古田のゲーセン。
実はビートマニアの新しい奴をやりたくてしょうがないので
夢うつつだったのである。

オタクの彼氏を持った彼女は哀れである。

僕が一人でゲームやってると彼女の姿が見えなくなった。
どこ行っているのか、とおもってたらしばらくしてニヤニヤしながら
やってきた。

「へへへ。今ね〜アナタより先にRちゃんに会ってきちゃった〜」

Rちゃんは僕が超お気に入りの、ここのゲーセンの店員の女の子である。
僕とRちゃんが喋っているとなにかと妬くくせに、
彼女もRちゃん自身のことは好きなようである。

美少女は同性にも好かれるらしい。

「かじりんはどこ?って言ってたよ」

「そうかそうか。じゃあRちゃんとこ行ってこよ〜」

「彼女とデート中なのに他の女に行くな〜!」

「だって僕もRちゃん見たいし」

「私はこんなにアナタに一途なのに…分かってるの?
 この気持ち通じてる?」

「あ、ビートマニア、僕の番だ」

「通じてねー!!」

憤慨して彼女はそばのゲーム機を叩く。
怒られたがとにかく今日は泣かれずに済んだ1日であった。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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