15's eyes
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2003年10月19日(日) 歌の歌詞から

柴田淳の「あなたとの日々」がよいです。
この曲との出会いは、仕事帰り。
車のキーをまわして、エンジンをかけたら、
ラジオからきこえてきたのがはじめて。

車をはしらせずに
きれいな月を眺めながら
自分の耳に妙に残った歌だった。

よくよく聴けば、
透き通る彼女の声とは結びつかせたくないほどに
重たい内容の歌詞なんですが。

特に私は、

もっともっとあなたを愛せるなら
ずっとずっとあなたを愛せるのに

きっときっと愛すべき人がいて
ずっとずっと愛せない人がいて
そっとそっと「幸せ」と笑いながら
続いてゆく毎日

っていう最後の歌詞が妙に
ひっかかる。



ずっとずっと愛せない人



あの人を大好きだったはずなのに、
彼が一番大切だと自分の気持ちを確信していたのに、
その気持ちが永遠ではないことを
改めて気づかされた瞬間って、
悲しすぎる。





それから、最後の

そっとそっと「幸せ」と笑いながら
続いてゆく毎日

なんてところは、
女の本心というものをついてるよなぁと思った。



いったい世の中の何人の女の人が、
一番大好きな人と一緒に過ごしているんだろうね?

日常と愛を天秤にかけて、
ひっそりと思案する女の顔を私は想像してしまう。



うん。
でも、自分個人とこの歌をつなげるのなら、


何もかも満たされている私がいる
私がいるんだけど…

っていう部分かな。



響いた。
耳にぴーんと。
心にずきっと。


たとえ手を伸ばせば恋人に触れることができても、
たとえどんなに幸せだと感じていても
こんなぐるぐるとした想いを私も
抱き続けているんじゃないかと思った。
それは、きっといくら恋人に説明しようとしても
無理で、無駄な想い。

ぐるぐるといきつもどりつも気持ちを考えて
考えてる途中で一日が過ぎて、
毎日毎日が過ぎていく…

そんな今の私の気持ちに重なったから、
この歌が自分に響いたのかな…
と思う。





ああ。
職業病かもしれないけれど、
たとえ歌詞でさえ、
文章を読むといろいろ分析してしまう
自分のこの癖をなんとかしたい…


追伸;
この歌を歌ってる柴田淳さんの
ホームページでは、この曲の解釈について
柴田さん自身も少しコメントを残しているの。
そっちもよむと、
むむむなるほどって思った。


ホントに
文章の解釈は十人十色なんだよね。
だから、おもしろいんだけど。



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