人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2023年08月20日(日) その節はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした

いや、本当に、記憶にございません、て状態で。

今年のお盆も終了。うちの夫は誰のところにも来なかったのか、誰にも気づかれなかったのか、よくわかりませんが、結局、何の音沙汰もないままに、過ぎました。一応、夫の位牌の前に、ウィスキーの瓶を飾ってはみたのですが、その晩には私が開封してしまいました。

私、元々ウィスキーはあんまり好きではなくて、でも、夫が飲みきれなかったものを飲んでいるうちに何となくおいしいなと感じて、夫の死去後、時々、自分用には買ってはいたのですが。それでも、夫が好んでいた銘柄には手を出せずに。

普段、ロック二杯くらいじゃ意識を失わないのに。棚の奥にしまい込んでいた夫のロックグラスだってそんな大きいサイズじゃないのに。私はその晩、早々に床に転がった、らしい。それは何となく、記憶にある。だけど。

後日、下の子に、「お母さん、泣いてた」と言われ。上の子に確認したら、「号泣してた」と言われ。

翌日、二日酔いにもならず、目元が腫れることもなく、後日指摘されても、本当に、記憶がなくて。

夫との思い出の食品が、食べられるようになって食生活が戻って来たかと思っていたのに、突然今年の夏の途中から食べられなくなったものもあったりして。ついこの間まで買っていたのに、もう、胸が詰まって手を伸ばせなくなった。

そうか、私、号泣してたんか。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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