人生事件
−日々是ストレス:とりとめのない話 【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】
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私のところには、来るの? もしかしたら、既に来ているの?
上の子が、いつも通り、誰もいない時間帯に風通しのいい私の部屋の布団で午睡を貪っていたらしい。私の部屋の本棚の上には、夫の遺骨が鎮座していて。
夕食時、不意に上の子に言われた。「今日さあ、お父さんのこと、思い出したんだ。夢なのか、記憶なのかわからないけど、すごい、いい夢だった」どうやら、下の子は生まれていない設定時の内容だったらしい。
「”お盆”て意味知ってる?」 「ああ、今、お盆なんだよね」 時期の呼び名と知っていたが意味は知らないと、私が夫が亡くなってから盆の用意を一切していなかったこともあり、元々日本の行事に疎い上の子が首を振った。
そうか。あなたは来たの? きゅうりもなすも用意していない、火も焚かない、そんなうちに、戻って来たの?
ねえ、私もあなたに会いたいよ。
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