人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2011年10月20日(木) 決め台詞を先に言われる屈辱

それは、(一応)妻であり(多分)嫁であるわたくしの台詞ではなかったのか。

本日、夫婦喧嘩し、最後の夫のせりふが「大阪の実家に帰る」だった。私、そのとき、夕飯用のもやしのひげ根取りしていた。
最初は衣類洗濯の方法で意見が割れたのだけれど、最終的に仕事の話になって、夫は関東で仕事が見つからないのは生まれ育った地の大阪弁のせいだから大阪なら言葉のことを考えずに仕事を探せる、という理由・結論に至った。訳わかめ。
はあ、そうですか?そういうもんですか?日本の経済状況分かってますか?とあほらしい思考に溜息をつきたくもなったが、ここで溜息をついたら更に怒るんだろうなあ〜と思って堪えた。
そんで、「今すぐ帰る。新幹線で帰る」と着替えだした夫に、私が管理していた年金手帳と国民健康保険の1年分の決定通知書を用意し、「保険証も忘れずに」と伝える。
ショルダーバッグに財布を入れながら「本当にいいんだな?」と言われ、超むかついていたので無言で睨む内、子の保育園の迎えの時間になったので、無言で立ち上がる私。
その私の背に、「子どものことは、大阪で仕事探してから考えよう」と言われ、「あの、私、うつ病で治療中なんですが…」と思いすべてが面倒くさくなった。

「実家に帰らせていただきます」という台詞、私だって一度も言ったことがかったのに。これって、女の台詞じゃなかったのか? もしかしたら、私が女子の皮を被ったおっさんだから言う機会がなかったのか? いや実は、夫がおっさんの皮を被った女子なのか?

分からん。全てにおいて分からん。

そして、園から帰ったら、外出着ではなくホームウェア着て夫はパソコンの前に座っていたんだが? そして、夕飯に出した私の手作り春巻きも食っていたんだが?

おい、そこの夫。「男に二言はない」って台詞は、あんたの辞書にはないのか?


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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