人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年10月28日(月) 終わった恋だと思っていたのに

夏に燃え上がった恋も終わる、秋の終わり。

もう灰になっただろうなあと思っていたら、実はその下に実は火種がまだ隠れていたようで。火種は雨が降り落ち完全に消火する前に再び精力を持ち、燃え上がった。
そう、もはや恋とは言えぬ、執着にも近い強い想いの火種が。

浮気相手から数回来た「やり直せたら」の類のメールは、すべて無視していた。
そのうちに、メールがなくなり、これで今度こそもう、彼は私のことを忘れようと努力をはじめたのだろうと思った。

だけど、それは、違っていたようだ。

会えない時間が積もり重なるほど、私の『沈黙』という応答が続くほど、彼の中で炎は大きく燃え上がり。そして。恋から少しばかり遠いところへ想いは向かった。

『俺が奎佐以外の人とエッチしても何とも思わない?』と彼は一方的に問い掛けてきながら、最後には据え膳状態の他の女と寝ることよりも、反応なき私を選んだ。

「私の気持ちはもう、他の人に強く惹かれてしまった」と告げたというのに。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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