人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年10月15日(火) しあわせすぎた時間

現実世界に戻るには、時間がかかる。

別に、仮想空間に浸かっていたわけではないけれど、遠距離恋愛中の彼が傍にいるというのは非日常で。月に1度は会っているとはいえ、月に1度しか会えないとも言え。
昨年は1泊2日しか一緒にいられなかったのが、私が就職・ひとり暮らしを開始したことによりお金にも場所にも余裕ができて、短くても2泊3日、ハッピーマンデーのお陰で3泊4日に延びたのだけれど。

「コーヒー飲む?」と聞けば返事があって。
お湯が沸けるまでの間、ぺったりとくっついてキスできる相手がいる。

先週の金曜日に横浜で待ち合わせをしてから、昨晩、新横浜で別れるまでの間。それは、しあわせすぎる時間だった。

今回は、別れ際に泣くなんてことはしなかった。新幹線の改札口で泣いてる女を慰めている男を見てしまい、なんとなく気分を削がれたからだ。
よく考えたら、帰り際まで彼女の気を使わなければならない彼氏なんて、かわいそうだ。
だから、くちづけを何度も繰り返して、互いに背を向けた。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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