人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年10月03日(木) 楽しい発見

面白い課があるもんだ。

先日、職場で購入している『公衆衛生情報 2002.9』を見ていたら、和歌山県日高郡南部川村の保健師さんのいきいきとした活動・生活紹介が載っていた。私はその記事を見ながら、ふと、同ページ内の写真に視線を奪われた。
その写真には、紹介されている保健師さんとおじさんが写っていた。そして、そのおじさんの頭上には『うめ課』の札。

うめ課?

写真の内容を知らせる文章を見たら、『役場の「うめ課」。梅産業の振興をはじめ梅に関するあらゆる窓口になる』とあった。

すてきだ、『うめ課』。
漢字でもカタカナでもなく、ひらがなでかわいらしい印象を与えるところがいい。素直に梅一本に絞られた、余計なことをしない姿勢が表れているスマートなところがいい。自分のところの梅産業に命をかけている上、また自信もあり、とても力を入れているよという迫力あるところがなおいい。

私の勤める市には、素敵な名前の部署はなかった。実家の方にもなかった。
なので、他には何かないかと、『市町村』『〜課』両方あわせて検索。『〜』には、思いつきやすい、私の好きなくだものを入れてみた。

なし(梨)、もも(桃)、ぶどう、すいか、ようなし(洋梨)、いちご(苺)、みかん(蜜柑)、メロン、パイナップル。
検索結果0。

私が普段四季折々で食する果物の中で、唯一出たのは・・・『りんご』。
弘前市りんご課・・・ああ、青森県だよ、こりゃ。我が愛しの妹が現在生息している青森県。過去、私には住めそうにない、とまで言ってしまった青森県(妹の住む地域には絶対無理)。
しかも、よく調べてみたら、『青森県農林水産部りんご果樹課』なんてあったよ。県にまで・・・なかなかやるな、青森。だけど、『果樹』はいらないと思うよ。余計な飾りはわかりやすさ、伝わりやすさを阻害する。

まあ、うめでもりんごでも、そのまんまやん、と思うけど、なかなかこういう名前にするのは勇気が要ったのでは? 行政って、施設名以外だと、難しい名前、特に漢字でつけたがるからねえ。
もっと、ユーモアある名前で、親しみやすくしてはどうだろう。そうしたら、ぶつくさ苦情を言われることも減るかもしれない。「行政から俺たちに歩み寄ってくれている」と感じてもらえたら、行政に対する意識と見方も変化する・・・かもしれないかも。

そんなこんなで、些細なことで、楽しくなってみたりして。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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