人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年09月04日(水) 感性過敏期の注意事項

心の琴線を激しく、時にやさしく撫で上げられて涙することがある。涙しやすくなる時期がある。

どうやら私、現在、『感性過敏期』のようで、本を読んでも音楽聴いても、感動してしまう。

普段なら、「ふん、ふん」と軽く読める文章ひとつひとつに、いちいち細かく反応し、胸が苦しくなるほど感情移入してしまう。
音楽だって、歌詞をよく聞いてしまうと、メロディーと共に詞が心に染み込んできて、気付けば涙があふれていたりする。

非常に感性が敏感で、物事に過剰反応しやすいこの時期を私は『感性過敏期』と名づけている。
今なら恋愛ものでも家族愛ものでも、何でも泣ける感じだ。新聞の片隅にある介護体験記みたいなものでも泣ける。
だけど、共感して涙するだけでなく、笑いのツボも開けっぴろげで刺されやすい。どうにも笑いが止まらないこともある。なのに、不思議と、怒りの感情はない。

『感性過敏期』は、時々訪れる。大体にして、心が弱っているときに多い。『自分の時間を取らなくちゃ』と、忙しい中でも、どうにかして気分転換の時間を取らないと自分がもたないことを理解したときになりやすいようだ。確かに今、私は仕事が忙しくて、休日も予定がぎっちりで余裕のない生活だ。
潤いを求めて本を読んだら笑いが止まらなくなり、音楽を聴いたら胸が詰まるほど気に入った曲がエンドレス状態。

そういえば、この時期、気をつけなければいけないことがある。それは、他者に好意をもちやすくなり、目をひきつけられやすいので、なるべく人に近づかないようしなければいけないのだ。同性ならいいが、異性だとちょっとややこしいことになる。いつもと違う好意的な面を見てしまったら、自分にだけやさしくされたら、前からあった好意感情を恋愛感情にまで近づけてしまう可能盛大なのだ。だから、私は好きな人にしか近づかない。だけど、好きな人は遠くにいる。
そんなわけで、『感性過敏期』が治まるまでしばらく、私は殿方には迂闊には近づかない、近づけない日々になる。

今日から、殿方避けまくるキャンペーンを実施。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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