人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年08月10日(土) 独白

それはとても、あっけないもので。

今はまだ、『罪悪感』だとか『後ろめたさ』だとかの感情に苛まれることはなく、ごくごく冷静な頭がある。
けれどこの先、何の拍子に、私は『罪の意識』を感じ、どうやってその感情を処理していくのか、それとも処理できないまま精神が蝕まれ病んで行くのか、現段階では見当もつかない。その時が来るのが、ひどく恐い。
今後も、何があっても、決して正の感情を持たなくても負の感情も持たなかったら、それはそれで楽な人生なのかもしれない。だけど、そうだとしたら、私は自分自身を信じられなくなる。自分のことが分からなくなる。

このことは、誰に謝ることも、懺悔することもできない。本当なら、後悔することすら許されない。
半分は自分から進んで火の中に飛び込んだようなものなのだ。何が起こるか分かっていて行ったのだ。自分の責任下において起こったことなのだ。

私の中の倫理のひとつが、昨晩崩壊した。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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