人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

日記一覧pastwill


2002年06月09日(日) 佐々木(仮)家の人々 〜 長女の交際に対する母の意思表示

母から、はっきり意思表示をされました。

彼との付き合いが長くなってきたからでしょうか。思えば、関東−関西間の遠距離恋愛にもめげず、もう1年半近く付き合っています。
だからなんだと思います。今まで、彼の名前と年齢と住所と家族構成と職業しか聞かず、その交際に対する意見はだんまりを決め込んでいた母に、とうとう言われてしまいました。

「相手は結婚、考えているんでしょ?」

帰省中、母と二人でスーパーに行く途中、聞かれました。

「うん。したいとは言われてるけど、私、まだ仕事はじめたばかりだし、結婚て言われてもね、まだ困る」
「彼もいい年だものね」
「うん。でも、まあ、まだそんな具体的には話しされてないし」
「あんた若いんだから、もっと、年相応の人と付き合わないの? 前の人、ちょうどいいくらいだったじゃない」
「ワタナベさん? でも8つ離れてたし、自然消滅しちゃったからしょうがないじゃん」

そんな会話の流れでした。

「・・・でもね、そのお付き合いには賛成しかねるよ。本当は。それにTちゃん(父)だって、離婚歴があることには抵抗あると思うよ」

言われなくても、そうだろうなとは思っていました。だって、相手は15歳、ときに16歳年上で、バツイチで、子の親権は養育費を払わないという条件で前の奥さんのところにあって、収入は多くなくて、両親は健在で。
24歳の私がお付き合いをする相手として、両親だけでなく、友人や他人にまでいい顔されない条件持ちの人です。
私も今すぐ結婚踏み切れないのは、本音を言えばそこにあります。
将来に対する不安材料が多すぎるのです。

年老いた彼の両親を看取ることになりそうだということも、下手すれば彼さえを看取ることになりかねません。彼に嫁ぐと、大阪に住むことになるので東京の実家にはなかなか帰りにくくなります。万が一うちの両親に何かあったとき、私は何のしがらみもなく彼の家から出ることができるのでしょうか?
収入も、彼は年齢の割りに少ない方です。3〜4年前に転職し、社会保障はしっかりしたようですが、手取りは以前に比べて少なくなっているようです。地方公務員の技術職で従事している私の収入は、何年かすると彼を軽く追い越してしまうことも引っかかりのひとつになっています。だって、子どもを産んだら、育てる費用も必要で。

計算ばかりで結婚するのも嫌ですが、計算なしに結婚に踏み切れるほど私は冒険的な人間ではありません。愛あればすべてを乗り越えられるわけではないことを知っているから。だから、苦悩するのです。



よりよい人生の路は一体どこにあるのでしょう? 結婚することが人生の終わりでも始まりでもないのだけれど。







補足:この日記を読んでくださった人からメールを頂きました。文章中、少し言葉が足りなかったようなので、その人に返信したメールを一部掲載します。

今現在の彼とはチャットで知り合いましたが、
お付き合いをはじめたのは実際に会ってから何週間も過ぎてからでした。
ここ1年ちょっとは月に一度、どちらかの家に行き、逢瀬を重ねています。
ふたりの間では「結婚したい」という互いの意志確認だけはしています。
ただ、彼は「今すぐにも嫁に来て欲しい」と思っていて、
私の方はというと、色々な背景から今すぐに結婚することには「迷い」を持っています。
本音を言えば、「彼との結婚」に迷いを持っています。
好きの度合いとしては、彼を結婚相手にしてもいいくらい好き、なのですが、
それを彼と結婚したいという強い意思に置き換え、実行に移すだけの勇気が持てていないのです。

もともと10代の頃から結婚願望の強かった私としては、
好きな相手が「結婚したい」という意思を持っていることは嬉しいです。
けれど、周囲から、自らストップをかける原因があるのです。

結婚を考えているからこそ迷っていることがある、
という答えでうまく伝わりますでしょうか?
ただの恋人としてのお付き合いで終わらせていいと思っている恋であればこんなこと考えません。
結婚を考えているからこそ、その考える過程の中で迷いが生じてしまったのです。

<略>

では。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




↑エンピツ投票釦
My追加