人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年04月18日(木) 感受性豊かな人生を

今週に入ってから、赤ちゃんとお年寄りにモテモテ、だけじゃない毎日を送っております。私、なぜか赤ちゃんとお年よりにモテル人生なんですよね。プロポーズもしょっちゅう受けます。視力がほとんどない83歳のおじいちゃんには「原節子のようにきれいだ」と褒め称えられたこともあります。幼稚園児には、「ママより好き」と、親子の愛をも超えたせりふで告白されたこともあります。なのに、若い男性には「本命」という意味ではめったに好かれません。というか、好かれるときは盲目的にとことん、て感じですね。押すとか引くとかの駆け引きなしに、押されまくって私が逃げ出すというのが昔からの常ですが。「友人」としては、付き合うコツさえつかめば重宝される人間のようです。ちょっとばっかマイペースで、普通の顔して場所を時々考えずにエロ話しちゃうくらいの短所持ちなもんで。

ところで、私が保健師として勤めるA保健センターは私が一番若く、私に一番近いお年の方が40台のおねいさまという、平均年齢の非常に高い職場です。私、おねいさまがたの娘、もしくは孫の年代です。
でも大丈夫。私、少しお年を召したおねいさまたちともそれなりに話し合うから。例え、17時台のバスが1本しかなくて、それに乗り遅れたら18時半近くまで待たなくちゃいけないような僻地に私含めて5人で取り残されても、いろんな意味でうまくやっている。和やか。

しかしながら、子供が7人居ても決して子供が好きなわけではないご両親や、鑑別所だのシンナー中毒だのが「日常」であった人や、男の為に子供どもを寒空の下に捨てた人や、人の人生とはいろいろです。
この1週間で、お腹が一杯になるほど、私の今までの人生にはなかったことに沢山対面しています。それらすべての感想としては、人は残酷な事柄にぶつかったとき、怒るよりも先に悲しさが出るのではないかと思いました。今週はたくさん泣きました。また明日も泣くでしょう。

でもね、泣くのはいいことなんだよね。ストレス物質が涙に乗って体外に流されるんだから。そういう説、真偽のほどは絶対的にはわからないらしいけど、私は支持する。精神的に楽になるから。

感受性豊かに、悲しい出来事があることが当たり前のことにならぬよう、私は自分の「泣きたい」という反応をこれからも大事にしていきたい。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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