人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

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2002年03月23日(土) 私にとっての大阪とは

聞きなれない言葉が飛び交う場所。
それが私にとっての大阪の最初の印象だ。
私は東京で生まれ育ったため、方言と呼ばれている語に明るくない。関西弁はメディアなどでも聞く機会が多いため、かろうじて意味がわかるといった具合だ。
昨日より、チャットで知り合って1年ちょっと付き合っている男と会うため、大阪にきている。
彼の仕事が終わるのを待って会ったので、彼との待ち合わせは大阪駅だった。

待ち合わせは、彼の仕事の都合で予定より30分遅れた。その間、2泊3日の荷物を持ってぶらぶらするのは面倒で、私は改札口でぼんやり突っ立っていた。
その間、聞こえてくるのは、関西弁ばかり。
聞きようによっては、まるで怒っているのかと思うような口調もあり、なんとなく落ち着かない気持ちに私はなった。

どうしてこう、同じ日本なのに不安を覚えるのだろうか。日本語が通じる場所なのに、まるで外国にいるような気分になる。
土地鑑が無いというのもさらなる不安につながるのだろうか。
でも何故、東北や近畿、九州、沖縄に行ったときよりも、外国に行ったときよりも、心もとない気分になるのだろう。

なんだかとっても不思議な土地だ。変に魅了される。
お店なんかで商品をすすめられると、それに対する自分の対応を試されているのかな、などと、時々思ったりもする。
戦う感じ、それが私にとっての大阪。


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佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




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