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2005年09月25日(日) ■ |
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風よ戻ってこい |
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お世話になった先輩の送別会してきました。マッスルですごい優しい先輩で縁の下的な仕事ぶりでいなくなったらじわじわ困るんだろうなあ…寂しいな。
ジャズィな妖精語り続きます。
そう、「JAZZYな妖精たち」は「ジャズィな妖精たち」と発音するっぽいですよ、「ジャジー」って言わないらしいですよ。
昨日ミックが明らかに後から割り込んだ感について、なんでそう感じたかというと五人組の中で一番方向性がはっきりしてないなと感じちゃったんですね。 パトリックはまっすぐバカ主人公の典型。ティモシーは飄々としたお調子者、シャノンは夢見るヒロイン、ウォルターは常に頬に傷つけてやんちゃしてる悪ガキ。っていう孤児院時代が見えてきたんですけどどうしてもミックだけはそれが見えてこなかった、泣き虫のミック坊やがって言われてたんで多分ウォルターにくっついてたんだろうなあとは思うんですけど、そっからの方向づけが弱いような気がします。盗んだの許してもらってそれで警官めざすのはかまわないんですが、今君の目の前にいるのは犯罪者っていうか殺人犯ですよ、それを手助けするのは警官の道理としてどうなんですかって思いますよ。不良刑事じゃあないか。 行動の動機つけが一番浅くて、ああなんか無理矢理食い込ませたんだろうなあっていう感がしました。 つーかさららんは谷先生から制限かけられたんじゃないかというぐらい演技が抑えられてます、まだ初日だからかもわかんないけど。 でもあの学ランもとい警官の制服姿には正直ときめきました、あれでおっさんコートじゃなかったらまじときめいてる、ポップンのナカジぐらいときめいてる(わかりにくいです)
以下はあらすじ交えた感想第二弾です。
ティモシーが金のにおいをかぎつけたとこで場面はパトリックの選挙事務所へ。 ゆら姐率いる運動員が選挙運動してます。そこにこっそりやってくるシャノンとロージー、玉の輿狙いまくりのロージーはすごくかわいいと思います。
そこにパトリックが遊説から帰ってきます、この後もスケジュールびっしりだ皆がんばろうぜと言ったところでパトリックの恩人で後見人のダンがやってきます。お前こんなきたねえ倉庫で選挙運動してんじゃねえよ、プロの運動員も雇うからそっちに移りやがれといきなりの強引さです。 このダンという人アイルランドから移民してきて運送屋から叩き上げで今の地位を築いたのこと、それもかなり強引なやり方で。 パトリックにはなんとかアイリッシュ・アメリカンの大統領になってほしいからという思いから今度も強引なやり方を通そうとします。パトリックはそういうダンのやりかたには賛同できないけど拾ってもらった恩義があるから逆らう事もできない。でなくなく事務所移すんですが、このダンとパトリックのやり取りはすげえ好きです。つか谷先生絶対力入れて書いてる、明らかにアイルランド移民がいかに苦労したかってとこにロマン感じてるきっと。 パトリックが恩義には報いたいけど自分の信念は曲げたくないってとこがまた加地隆介(まだいうか)自分の事業を思い通りにするためにパトリックを大統領にしたい思惑のあるダンですけど、それ以上にアイリッシュ・アメリカンの意地というか誇りを見せつけたいっていうオヤジの熱い思いにまたぐっとくる。
パトリックはダンに答えるかどうか迷いを感じ、五人が最初に降り立った港にやってきます。
悩みごとがあるとシャノンはここへ来るらしいです、パトリックもきます。当然イイムードになります、すげーやですけど。 「摩天楼を見上げてすげーや!って言った孤児がアメリカ大統領になる、それこそすげーや!」 という素敵な台詞をはいてくれますパトリック。シャノンはそこで自分の書いた小説の主人公は小さい頃自分に妖精の話を聞かせてくれた男の子で、その子が大統領になるまでを書くからパトリックも大統領になってねとなんつか愛情というよりか、崇拝に近い念を感じる訳なんだが。
しかしそういって突然倒れるシャノン、パトリックが急いで名医を呼んで看病させます。 目をさましたシャノンにパトリックいきなり説教始めます。俺の前で誰かが死ぬのはもうやなんだよと、その後ぐっと抱きしめるわけなんですがああこういうまっすぐすぎるとこにまたぐっときちゃいます。 でもシャノンはあたしの体明らかにおかしくね?って言って妖精さんに自分が白血病てことを聞くわけです。 あすこで妖精さんが白血病だよっていうとこなんですが、どうも白血病の重さと妖精さん達のすっとこどっこいな説明がミスマッチでなんともいえません。
そこで自分が後安静にしてて一年ということを知るシャノン。やっべこえーよどうしよこれってなりますが、妖精さんに見守られてとりあえず生き続けよう、残りの人生パトリックのために使えば自分の事と思わないから多分いけるって決心をします。 この辺り、五人組で一番強いのはこの子だって思わせられます。
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